仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

映画「レミニセンス」を観た。・・・暗かった

2021年09月25日 | 映画
 映画「レミニセンス」を観た。

 とても暗い映画である。

 映像はきれい。

 ウォーターワールドとインセプションを連想させる映像だった。

 主人公の仕事は、人の記憶を再生し、何かを思い出させたり、すてきな思い出に浸らせてくれたりする。

 素晴らしい仕事でもある。 



 この映画を観ての感想は「後ろ向きな映画だなあ」である。


 以下、ネタバレになる内容なので、映画を観ていない人にはすみません。



 主人公の最後の決断は、「緩慢な自殺」ではないかと感じた。

 女性との楽しかった思い出に浸るために、過去の記憶の中にのみ生きることを選んだ。

 現在と未来に生きることを拒んだわけである。

 素敵な思い出の中だけで生きるという選択肢は、幸せかもしれない。

 しかし、全ての人は、大切な誰かを失う経験をする。

 大切な人を失いながら、それでも現在と未来を生きていくのである。 



 主人公の生き方は、過去に逃避した生き方に思えてしまう。
 
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 「孤狼の血 LEBEL2」を観てきた。・・・重い映画だった

2021年09月04日 | 映画
 「孤狼の血 LEBEL2」を観てきた。

 えげつない暴力シーンが出てきて、かなり引いてみてしまった。

 怖いのは、鈴木亮平氏が演じる上林組の組長である。

 あまりの残酷さに、映画の途中で席を立とうか考えたほどである。



 ただ、多くの映画の場合、悪役の存在感が大きな映画は見応えがある。

 この映画も、その意味では見応えのある映画だった。



 鈴木亮平氏の髪型(もみあげをかなり高いところまで剃っている)を観ていて、

 「誰かに似ているようだなあ」と思ってみていたら、思い出した。

 「ブラックレイン」に出ていた時の松田優作氏である。


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観てよかった「グリーンブック」

2021年08月31日 | 映画
 映画「グリーンブック」を観た。

 よかった。

 特に、ラストシーンがよかった。

 DVDで観たので、ラストシーンだけを3回も見返したほどである。

 何年後かにまた観たい。

 舞台は1962年のアメリカ最南部。

 まだまだ黒人への差別が強かった頃である。(今でも?)

 ジャマイカ系アメリカ人のピアニストであるドン"ドクター"シャーリーが出てくる。

 ピアニストとしての腕は超一流である。

 黒人差別をこれまでも相当受けてきたはずの彼は、非暴力で対応してきた。

 そのシャーリーの運転手兼ボディガードを務めたイタリア系アメリカ人がトニー・ヴァレロンガ

 トニーは、腕っ節が強く、機転もきく。

 家族思い(奥さんと子供2人)で、親族にも恵まれている。

 いわゆる「ファミリー」を大切にしている男である。

 

 この映画に出てくる中心人物達は、基本的にはいい人である。

 トニーも、はじめは黒人差別をしているが、それは、知らないが故の差別である。

 トラブルを乗り越えるうちに、2人の友情が育まれていくところがいい。

 

 トニーの奥様も素晴らしい。

 どんな風に素晴らしいかは、観てのお楽しみ。

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「普通のおじさんみたいな人が、実はめっぽう強かった」という映画はお好きですか?

2021年08月26日 | 映画
 職場で映画の話をしていたら、

 「イコライザー」が好き

 「会計士」が好き

 「96時間」が好き

という話になった。

 


・・・どれも「普通のおじさんみたいな人が、実はめっぽう強かった」という話ですよね。

 

どうやら自分がおじさんになると、「強いおじさんの話」を求めるものらしい。

 上の3つの映画、どれも面白いです。



 以前紹介した「Mr.ノーバディ」も面白かった。

 以前のブログ → 映画「Mr.ノーバディ」・・・すっきりしたい人にお勧め

 あんまり強そうではにおじさんが、やられながらも敵をやっつけていく。

 しかも、家族を守るために、容赦なく戦っていくところがよかった。



 そうそう、この「普通のおじさんみたいな人が、実はめっぽう強かった」というジャンル?の映画は好きだが、あまり見たくないものもある。

 それは、家族を失った復讐が動機になっている映画である。

  例えば、妻、子供の命を奪われたことへの復讐で戦う主人公は、悲壮感が漂いすぎてつらくなる。

 そもそも、家族の命を奪われるシーン自体を見たくない。



 家族を守るため、家族や仲間を救うために戦うおじさんの姿を見たいのである。

 そういう意味では、上で紹介した

 「イコライザー」「会計士」「96時間」「Mr.ノーバディ」はオススメです。

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映画館で見ることができてよかった「フリー・ガイ」

2021年08月20日 | 映画
 映画「フリー・ガイ」を見た。

 面白かった。

 ゲームの中にいるモブキャラ(脇役キャラ)が主人公。

 そのモブキャラが自我を持ち始め、レベルアップしていくという話。

 その成長ぶりを見守るという点では、映画「トゥルーマン・ショー」を連想した。

 主人公をはじめ、周りの登場人物が善人であるというのもよかった。

 ゲームの中の世界なので、何でもありの世界である。

 あり得ないほど迫力のある映像がどんどん出てくるので、映画館で見ることができてよかった。

 何でもありだが、善人たちが動くので、ストーリー展開を安心してみていられる。

 映画を見ながら、自分は基本的には勧善懲悪もの、ハッピーエンドの物語が好きなのだなあと感じた。



 モブキャラだった主人公が、人を助けることでどんどんレベルアップしていく。

 周りの人たちを巻き込みながら、壊されようとするゲームの世界を救えるほどの力をつけていく。  

 この映画は、「スカッとした気分になりたい方」「ゲームが好きな方」にお勧めです。
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「キネマの神様」は、面白かったけれども、1つ納得できないところがある。

2021年08月13日 | 映画
 映画「キネマの神様」を見てきた。

 面白かった。

 役者さんが頑張っていた。

 主役の菅田将暉さんもよかったし、永野芽郁さん、野田洋次郎さん、北川景子さん、宮本信子さんもよかった。

 それぞれが魅力的だった。

 沢田研二さんは、志村けんさんの代役だったが、なかなかよかった。

 志村けんさんが主役の「キネマの神様」を見たい気持ちは変わらないけれども、沢田さんの「シネマの神様」も、魅力的だったと思う。

 映画に対する愛情も伝わる作品だった。

 特に、私自身が好きな映画「素晴らしき哉、人生! 」を語る宮本信子さんの台詞の時は、うれしくなった。

 「私もその作品が大好きです!」と、言いたくなった。

 上映時間は125分となり、少し長いので、2回見ることはないかなあ。

 一緒に見た息子(中2)は、「長かった」が感想である。




 さて、ここからネタバレになることを書きます。









 映画初監督作品を撮り始めた矢先に、主人公は事故に遭ってしまう。

 映画作りのプレッシャーもあっただろう。

 しかし、しかしである。

 事故やプレッシャーで、初監督作品をあきらめるのが分からない。

 映画作りは相当好きなはずだし、文字通り「命をかけて」きたはずである。

 それが、事故をきっかけとして、あきらめてしまうのが納得いかない。

 本当にやむを得ない理由には、どうしても思えないのである。

 もっと必然性のある理由がほしかった。

 結局、その「必然性のないまま映画作りをやめた」ことが引っかかり、映画の世界に私は入り込めなかった。

 

「映画作りにかける熱意って、そんなものなの?」

 そう思いながら、見てしまった。

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映画「1秒先の彼女」を観た。…

2021年08月02日 | 映画
 隙間時間が有れば、映画館に行く。

 今日は「1秒先の彼女」を観た。

 台湾の映画である。

 台湾には、もう一度現地に行きたいけれども、今はできない。

 この映画を見れば、台湾の今を見ることができるのではないだろうか?

 

 結論


 面白かった。

 台湾の田舎、海辺の景色を見ることができた。(なぜか台湾の自然いっぱいの景色を見ると和む)

 

 
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映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」は悲しい映画だった

2021年07月31日 | 映画
2ヶ月ほど前に見た映画は、「るろうに剣心 最終章The Final 」だった。

 その時の感想はこちら→「映画「るろうに剣心 最終章The Final 」を観てきた。

 一番最後に公開されたのが、この「るろうに剣心 最終章 The Beginning」である。

 内容は、一番始まりの物語である。

 一番最後に公開されるにもかかわらず、である。

 これまでの映画を見ているので、「だいたい察しがつくような映画だろう」と思ってみていたが、本当に予想通りの展開だった。

 剣心と巴の悲しい話である。

 素晴らしいアクションの映画だった。

 

 ただ、少し引っかかるところもある。

 「人斬り抜刀斉」と呼ばれた剣心は、いわばテロリストである。

 いくら「平和な世の中を作る」という志があったとは言え、人を切りまくっている。

 「今の世の中の物差しで測ってはいけない」と言われるかもしれないが、どうしても共感できない。

 切られる人にも志や仲間や家族がいるのだろうなあと思い、冷ややかな目で見てしまった。

 「なぜ人斬り抜刀斉と呼ばれるほど、人を切らねばならなかったのか」という理由の描き方が全く物足りない。



 そういう意味で、映画になかなか入り込めなかった。

 これまでの映画「るろうに剣心」では、剣心が「不殺(殺さず)の誓い」を立てている。

 これまでの映画の方が共感できる。
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映画「ゴジラVSコング」が少し残念だった

2021年07月11日 | 映画
 映画「ゴジラVSコング」を観た。

 まあまあ面白かった。

 怪獣同士の戦いは、予想通り素晴らしい迫力のある映像だった。

 やはり映画館で観ることができてよかった。

 

 ただ、なぜキングコングとゴジラは戦わなければいけないのか?

 それが納得できないまま話は展開していった。

 「本能だから。」

 そういわれても、見ている方は話に入り込めない。

 もし本能であれば、最後の最後まで戦うはずだろう。

  


この「なぜキングコングとゴジラは戦わうのか?」が納得できれば、もっと話の世界に入り込めたような気がする。



 さらに、悪役の存在感が薄い気がした。

 強烈な悪役がいないのである。

 それっぽい悪役怪獣は出てくるのだけれども、出てきた後にすぐ

 「こいつはきっとやられるだろうなあ。」

 と思わせる悪役だった。


 
 一緒に行った家人は「殆ど寝ていて話が分からん。」と言っていた。

 (話に入り込めないとすぐ寝ます)

  

(公開されたばかりの)「『ブラックウィドウ』を観た方がよかったかなあ」とも言っていた。

 (少し賛成したい気分である。)



 怪獣映画が好きな人にはオススメしたい映画である。

 自分としては、「シン・ゴジラ」の方がオススメです。

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映画「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」を観てきた。

2021年07月03日 | 映画
 映画「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」を観てきた。

 「ザ・ファブル」の続編である。

 面白かった。

 岡田准一氏のアクションがすごい。

 堤真一氏の悪役ぶりもよかった。

 悪役が怖かったり得体が知れなかったりすると、映画が締まる。

 話は変わるが、「羊たちの沈黙」のレクター博士、「ブラックレイン」の松田優作、「ターミネーター」のシュワちゃんの悪役ぶりはすごかったなあ。主役より目立っていたもの。



 本作は、テンポがよくて、飽きさせない。

 ユーモアもある。佐藤二朗氏のアドリブのようなボケは面白い。(ジャッカルでは全く笑えなかったけれども)

 一緒に観たカミさんは「もう1回観たいなあ」と言っていた。

 自分もそう思えるくらい楽しかった。

 (ただ、「ゴジラvsコング」をまだ観ていないんだよなあ。それに、来週は「ブラック・ウィドウ」も公開されるから、2回目を観るのは難しいかもなあ)



 いい映画だったが、少し気になるところもあった。



 ここから先は、重箱の隅をつつくような話なので、気にする人はいないと思います。

 読むだけ時間の無駄かもしれません。





 映画に大嘘はつきもの、というか嘘の設定の元に作られるのだから、大きな嘘はあってよい。

 ただ、小さな嘘は気になる。

 その「小さな嘘」が引っかかる。

 たぶん、あんまり気にする人はいないシーンだと思う。

 自分だけかなあと思って、うちのかみさんに話したら「私も気になった!」と言っていた。





 それは、「平手友梨奈氏の脚が健康的だったところ」である。 

 4年間、車いす生活という設定である。当然脚は弱っている。

 しかし、はじめに見せた車いすに座る姿(脚)は、すぐに立って歩けるような力強さがあった。

 後半のリハビリのシーンでは、本当に弱々しく感じた。演技もうまいと思う。

  

ただ、気になったので仕方がない。気になるものは気になるのである。




 まあそんな些細なところは気にせず、観て楽しんでいただけたらと思う。


 
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映画「Mr.ノーバディ」・・・すっきりしたい人にお勧め

2021年06月13日 | 映画
 映画「Mr.ノーバディ」を観た。

 おもしろかった。

 「ジョン・ウィック」の脚本を書いた人が関わっているということで、雰囲気は、似ている映画だった。(暴力のシーンなどは特に)

 これまでに観てきた映画と似ていると言えば、

 「イコライザー」「会計士」も似ている。(「イコライザー3」「会計士2」ができるといいなあ)

 裏の顔を持つ人が主人公であるということ。

 悪い人以外には残酷ではないこと。

 等は似ている。

 
 
トラップ作り、武器作りについては、「イコライザー」や「ランボー ラスト・ブラッド」にも似ている。

 (ちなみに、「ランボー ラスト・ブラッド」は、これから先観ることはないと思います。あまりにも暗いので)

 

ただ、似ている映画は思いつくのだけれども、そのどれとも似ていないとも言える。


単調な毎日を繰り返しているくたびれたおじさん(主演のボブ・オデンカークは御年58歳!)が、強盗やバスに乗り込んできた悪党に対して、だんだん切れていく様が興味深い。

 ストレスがたまっている人もすっきりするのではないだろうか。

映画を観てすっきりしたい人にはお勧めです。(暴力シーンが苦手な人には勧めません)
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「フード・ラック!食運」を観た。

2021年05月19日 | 映画
 DVDで「フード・ラック!食運」を観た。

 お笑いトリオ「ダチョウ倶楽部」の寺門ジモン氏が監督。

 監督さんが、肉好きと言うことは知っていた。

 以前、漫画を見たことがあるからである。

 「このマンガがすごい! Comics 肉大好き! 」の中の1作品だった気がする。
 
 この人は本当に肉が大好きなんだろうなあと思いながら漫画を読んだ気がする。



 映画は、グルメ情報サイトを立ち上げることになったフリーライターの男と新人女性編集者が主人公である。

 フリーライターの母親が施した「恩」が、周りの人を幸せにし、回り回って息子である主人公にも届く。

 「情けは人のためならず」を映像化したような作品だった。



 また、この作品の中で、主人公は、「いただきます」とはっきりした声で言う。

 そして、よく噛んで、味わいながら食べている。

 食べることに集中している。食材のおいしさをよく味わいながら食べている。

 決して、携帯やテレビを観ながら食べることはしない。

 食材や「食べる」という行為に対する誠実さが伝わる作品である。





 この映画を観ていたら、なぜか「タンポポ」(伊丹十三監督作品)を観たくなった。

 (「タンポポ」は、食を扱った作品としても映画史に残る素晴らしい作品である。)



 そして、予想はしていたが、この映画を観て肉が食べたくなった。

 週末は、おいしい肉を少しだけ食べることにしよう。 
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映画「るろうに剣心 最終章The Final 」を観てきた。

2021年05月14日 | 映画
 映画「るろうに剣心 最終章The Final 」を観てきた。

 おもしろかった。90点。

 アクションはこれまでと変わらず素晴らしかった。

 出演者も、これまでの総まとめのような感じで出てきた。

 「The Final」にふさわしい豪華さである。



 ただ、1つだけ言わせてもらうならば、悪役の人格設定が腑に落ちない。

 姉の復讐をするためだけに、何の関係もない人を傷つけるところがわからない。

 また、姉の復讐をするためだけに、裏社会のボスにまでなれるものだろうか?

 どうもそういう細かいところが引っかかって、少しだけ映画に入り込めなかった。



 いつも思うのだけれども、大きな嘘はいいのである。

 しかし、小嘘はいけない。

 場面設定からキャラクター設定まで、嘘なのは承知なのだから。

 そういう設定のお話として見に行くのだから、大きな嘘はいいのである。

 ただ、ちょっとした辻褄の合わない場面があると、冷めてしまう。



 まあ、そういうところがあったとしても楽しめた映画だった。
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デンゼル・ワシントン主演の映画「イコライザー」の見所 その2・・・穏やかで自分を律する男の描き方

2021年04月29日 | 映画
 以前、デンゼルワシントン主演の「イコライザー」という映画について書いた。

 デンゼル・ワシントン主演の映画「イコライザー」の見所


 この映画が好きである。繰り返し見てしまう。

 デンゼルワシントン演じるマッコールがものすごく強い。(少し残酷)

 そのアクションシーンも好きだが、ほかにも好きなシーンがある。

 そのシーンは、他の人には印象に残らないだろうなあというシーンである。


  
 その1つが、映画が始まって15分ほどのシーンである。

 「穏やかな声が聴きたい」(I just kind of felt lke a quiet voice)という台詞のシーンである。

 主人公のマッコールは、悪人には容赦ないが、それ以外の人にはとても優しい。常に穏やかに話す。

 仕事に疲れた少女娼婦のアリーナが、主人公のマッコールに話しかけてくる。

 マッコールが、「どうしたんだい」(so?)と問うたときに答えるのが、アリーナの「穏やかな声が聴きたい」という台詞である。

 このシーンを見ながら、こう思う。

(そうそう、仕事に疲れた人は、穏やかな声に癒やされるんだよなあ)

(この台詞が、マッコールの穏やかさを伝えるんだよなあ)


 たぶん、他の人は、あまり心に残らないシーンかもしれないが、自分は印象に残る。



 もう1つは、片付けのシーンである。

 自分を律する男という感じがする。

 始まって5分ちょっとくらいだろうか。

 午後6時半くらいに食事を一人でとり、食器を洗う。

 最後にシンクの水を綺麗に拭き取るシーンである。

 以前のブログにも書いたが、何か修道士のような(日本でいえば修行僧のような)雰囲気を感じさせる。

 自分を律する主人公という感じが伝わってくる。

 こんなシーンが印象に残るのは、自分くらいかなあと感じながら、このシーンが見たくて、この映画を繰り返し鑑賞しています。



 いい映画です。

 「イコライザー」

 (「イコライザー2」もある。2もおもしろい。けれども、1の方が好きだなあ)

 (もし「イコライザー3」が製作されたら?もちろん観に行きます。)
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ブルーレイ「TENET」が届いた

2021年01月11日 | 映画
 ブルーレイ「TENET」が届いた。

 映画館で3回見た作品である。

 個人的には、2020年のベスト1映画である。




 この映画に出てくる時間が逆行する理論は、さっぱり分からないのだけれども、ストーリーや設定は分かった。

 映画館では、「えっ、今のどういうこと?」「何があった?」というはてなマークの連続だった。

 しかし、ブルーレイならば、巻き戻して観ることができる。

 じっくりと見てみたい。

 ただ、この作品は、2時間30分の大作である。

 巻き戻しを繰り返しながら、最後まで見終えることはできるのだろうか?

 無理かなあ?
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