仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

運転中も耳からの学びを得ています・・・教育に関する情報を得るならこのチャンネル

2022年10月08日 | 学校経営

 YouTubeで学べる機会が増えて嬉しい。

 車の運転をする時間が長くなったので、音声だけ聞き流して学んでいる。

 固い番組も聴いている。

 例えば、「NITS 独立行政法人教職員支援機構」という、いかにも真面目な動画を提供しているチャンネルがある。

 内容は、至って真面目である。

 今の教育界のさまざまな話題を提供してくれる。

 

 例えばこれ

「学校における働き方改革 「先生が忙しすぎる」をあきらめない」妹尾昌俊氏

 

 運転中に耳だけ傾けて聴いている。

 耳だけからの情報でも学ぶことは多い。

 今の教育にとって有益な情報をたくさん得ることができる。

 

 おすすめのチャンネルではあるが、運転中に聞くときは注意が必要かもしれない。

 それは、・・・・・・・

 

 「眠くなる」ということである。

 妹尾氏の話は、面白かったが、他のは眠くなる話もあった。

 真面目で間違っていない話というのは、刺激が少ないものである。

 だから、時々は刺激的な話や音楽を聴いたり、インターチェンジに停まったりして気分転換をしている。

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運動会の開会式での校長の話・・・90秒くらいを目安に話を作ります。

2022年09月27日 | 学校経営

 「校長の話」と言うのは、あまり長くならないように気をつけています。

 スピーチの基準は90秒と言うことなので、(集中力が続く時間は1分30秒とのこと)その時間を目安にしています。

 

 今度、運動会の開会式で「校長の話」をすることになりました。

 

 今回は、台風14号でお世話になった地域の方への感謝の気持ちも伝えたいと考えています。

 今のところ、次のような挨拶をする予定です。(状況に合わせて話すので、多分変わると思いますが)

 

 

 皆さん、おはようございます。

 

 延期に延期を重ねた運動会を、ついに開催することができます。感染症対策や台風の被害などがありましたので、○○っ子がみんなそろって運動会ができることに、感謝しています。

 

 これまでの運動会に向けての練習の中で、みなさんが一生懸命にがんばる姿やお互いに励まし合う姿を見て、校長先生は感動していました。

 今日は、そんな姿をおうちの人や地域の方々に、是非見ていただきたいです。

 みなさんが一生懸命にがんばることで、見ている人は、元気をもらえます。

 難しいことをする必要はありません。練習でやってきた成果を出し切って、競技を楽しめばいいのです。

 

 

 それでは、ここで、保護者の皆様、地域の方々に一言、お礼を申し上げます。

 台風14号によって、多くの被害がありましたが、消防団をはじめ、婦人会、公民館など、地区の方々の対応には大変感謝しております。ありがとうございます。

 台風の影響がまだまだ残るこのような状況の中ですが、子供達ががんばる姿を見ていただき、励ましていただけると有難いです。

 また、運動会に向けての準備、そして本日の運営面での御協力もしていただけることに感謝いたします。ありがとうございます。

 

 では、児童の皆さん、自分のもてる力を全部出し切って、転んでも、間違ってもいいので、最後まで一生懸命がんばりましょう。

 

これで、話を終わります。

 

(ちょっと90秒を超えるかなあ)

 

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避難訓練(地震)での校長の話

2022年09月02日 | 学校経営

 防災の日に避難訓練があった。

 「避難の仕方の良いところを認める」「担当職員の話に興味を持たせる」をめざして、次の話をした。

 

 

 

今、避難する様子を見ていましたが、キビキビと静かに行動できていました。

「机の下に隠れる」「おさまったら静かに移動する」ができていましたね。

52秒という短時間で集合場所に来たのも素晴らしいです。


避難訓練の心がけがありましたね。

「訓練は本番のように  本番は□□のように」

 



そうです。もし、地震が起きたら、今日の訓練のように、キビキビと静かに動けることと思います。



さて、9月1日の今日は、「防災の日」になっています。


日本全国いろいろなところで、災害を防ぐための訓練や行事が行われています。



なぜ、9月1日が「防災の日」になったのかを知っていますか?

今から99年前の9月1日、11時58分に、関東大震災が起きました。

とても強い地震で、10万人以上の方が亡くなっています。

この地震の教訓を忘れないようにということで、9月1日を防災の日にしています。

今日は、地震の避難訓練ですよね。地震が起きたら、何が原因で亡くなるのでしょうか?

 



(「モノが落ちてくる」「津波」という声あり。)

建物やモノが壊れて落ちてきます。壊れて倒れてくることを「倒壊」といいます。

倒れたり落ちたりしたモノの下敷きになることでなくなることがあります。

他にも「津波」で亡くなる場合があります。


そして、火災で亡くなることもあります。関東大震災では、3日間建物が燃え続け、多くの人が亡くなったそうです。

他にもあります。この地区は、山に囲まれていますので、地震の後に次の災害が起きる可能性もあります。

何でしょうか?

 



・・・そうです。(写真を見せながら)「土砂崩れ」です。

この地区では、近くに山があるので、地震の後に土砂崩れに遭う可能性もあります。

地震という災害は、地震以外の災害が起きることも考えなければいけません。

このあと、担当の○○先生から、地震が起きたらどのような行動をすればよいのかを教えていただきます。


「自分の命は  自分で守る」

 



そのためのお勉強をこれからしてもらいます。

話を終わります。

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そうじをがんばる人は幸せになる・・・全校朝会での校長の話

2022年07月14日 | 学校経営

 先日、そうじについての話を全校朝会で行った。

 最近、そうじを頑張っている子がおり、さらにモチベーションを高めさせたいと考えたからである。

 

 

 だいたい次のような話をした。(と思う)

 

 

 

 

 そうじをがんばる人 と 勉強ができる人

 

 どちらの人が幸せになると思いますか?

 

 

 こたえは「そうじをがんばる人」です。

 

 もちろん、勉強ができて、掃除もがんばる人の方がいいですよ。

 

 ただ、学校の勉強はよくできるけれども、あまり幸せになっていない人もいます。

 それよりも、掃除をいつもがんばっている人の方が幸せになっています。

 

 なぜでしょうか?

 

 それは、そうじをがんばる人というのは、周りの人から大切にされるからではないかと考えています。

 

 それは、こういうことです。

 

 掃除をする人というのは、まわりのためにがんばることができる人です。

 自分のためだけではなくて、周りの人のためにがんばれる人です。

 そういう人は、周りの人からも大切にされます。

 

 

 逆に、そうじをしない人はどうでしょう。

 まわりのためにがんばれない人と言えるかもしれません。

 まわりの人からは?どう思われるでしょうか?

 きっと寂しい思いをすることになると思います。

 

 

 掃除をすると、いろいろな力も身に付きます。

 

 例えば、皆さんは、掃除の後に反省会をしますよね。

 その反省会の時には、次の5つの視点でしていますね。

 

1 とりかかりが早い

2 無言ができる

3 隅々までできる

4 時間いっぱいできる

5 後片付けができる

 

 この5つができるようになることで、こんな力が身に付きます。

 

 まず、1の「とりかかりが早い」は、頭のきりかえが早いということです。

 自分の頭と体のコントロールができる人です。

 心のアクセルを踏んで、自分の体を動かすことができる人です。

 

 

 2つ目の「無言ができる」は、

 自分の頭と体のコントロールのうち、「ブレーキ」を踏んで、心と体を抑えることができる人です。

 

 3つ目の「隅々までできる」人は、「気づく力」がある人です。

 よごれはどこ?と探し、見つけることができる人です。

 そういう人は、きっと人の気持ちにも気づく人でしょう。

 

 4つ目の「時間いっぱいできる」人は、考える力がある人です。

 掃除が早くおわった → 次はどこをすればいいかな?と考える力がある人です。 

 

 5つ目の「後片付けができる」人は、モノとのつきあいが上手な人です。

 

 そうじをがんばることで、いろいろな力を高めることができます。

 

 

 今日は「そうじをがんばる人は幸せになる」という話をしました。

 そうじをがんばる人は、まわりのためにがんばる人です。

 そういう人は、周りの人からも大切にされます。

 

 ぜひ、皆さん、幸せな人になってくださいね。

 

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教諭時代には見えなかったもの・・・校長や教頭になったら

2022年05月27日 | 学校経営

 昨日は、「教師力を高める手立て・・・「〇〇通信」を出す」を書いた。

 この通信に書かれた内容で感じたことがある。

 それは、教諭と管理職の違いである。

 

 生徒指導主事1年目の職員が書いた通信には、次のように書かれていた。

 「生徒指導の問題を解決するために、色んな人をフル活用しましょう。」

 「例えば、校長先生、教頭先生、生徒指導主事、用務員の先生、養護教諭、親、友達、地域の人」

 

 この考えは素晴らしい。一人で抱え込まないというのは、とても大事である。

 大勢の人の力を使って問題解決に当たらなければ、なかなか解決しない。

 

 

 ただ、管理職になると、さらに広い視野で連携先を考える必要がある。

 

 管理職であれば、先ほど通信に書かれていた人(機関)以外にも、次のような連携先が挙げられる。

 

 市町村教育委員会、役所の子育て支援課、福祉課、児童相談所、警察、放課後児童クラブ、幼稚園や保育園、地区の公民館長、民生委員児童委員、学校評議員、交通指導員、市町村議員、社会福祉協議会、・・・。

 

 学級担任と管理職の違いはここだと思う。

 

 問題に直面したときに、より多くの協力できる機関を上げることができる。

 自分は、学級担任時代には、多くの機関や人が協力してくれることに気づいていなかった。

 

 「教頭になると、見えるものが変わってくるよ。」と言われたが、その通りだった。

 

 教頭や校長になったら、学校内だけではなく、外部の機関にも協力してもらいながら問題解決に当たる必要がある。

 外部機関の協力を得ることで、大きく見えた問題も解決に買うことが殆どである。

 

 

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校長は、「事なかれ主義」ではなく「事あれ主義」で動くのがよいのではないか

2022年05月19日 | 学校経営

「事なかれ主義」という言葉がある。

 ものごとに対し、波風が立たないように対応することを指す。

 事なかれ主義では、争いや喧嘩を嫌い、平穏を望む。

 その点についてはよい。

 

 ただ、重大事があったのに、なかったコトにするというのは反対である。

 重大事を平穏に済ませることはかえってできないだろう。

 一見波風が立たないよう、穏便に収めようとすることは、配慮ができているようだが、一方で、言うべきことがあるのに自分の意見を言わずに問題を放置する姿勢は、問題は解決しないだろう。

 

 今は、「事なかれ主義」ではなくて、「事あれ主義」がよい。

 

 事があれば、なかったことにはしない。

 「こんな事がありました」と、関係機関に報告し、相談するのである。

 特性がある児童への指導について、保護者や地域からのクレーム、生徒指導上で気になる児童や家庭について、報告するケースは多い。

 (いじめや事故などの重大事態は、必ず報告する義務があります)

 

 「このことを今このように解決しようとしています。これでいいでしょうか。他に解決策はありませんか。」

 「こんな問題が起きています。解決するための相談機関はありますか?」

 

 このように、「事」が「あった」と報告し、相談するのである。

 

 報告や相談をする機関は、色々とある。

 

 自分は小学校の管理職なので、問題に応じて次のようなところに相談する。

 

 市町村の教育委員会や子育て支援課、校長会、近隣小中学校の校長や教頭、児童相談所、警察、地区の公民館、民生委員、・・・。

 特別支援教育のエリアコーディネーター、PTA会長を始めとする役員、学校評価委員、・・・。

 

 実にたくさんある。

 相談することで、解決策が見えてくる。

 人や組織が協力してくれる場合もある。

 

 報告し、相談することで、多くの人や組織を巻き込んで、協力を得るということでもある。

 

 協力してくださる人や組織はたくさんある。

 

 学校だけでは解決できそうにない問題でも、解決の糸口が見えてくる。

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交通安全教室での「校長の話」

2022年05月16日 | 学校経営

 先日、交通安全教室がありました。

 「校長の話」では、次のような話をしました。

 

 

 全国で、残念なことに、亡くなる子供がいます。

 一番の原因は、何だと思いますか?  (「交通事故」という声が上がる)

 そうです。一番の原因は「交通事故」です。

 

 では、小学生はどんなときに事故に遭うことが多いのでしょうか?(「飛び出し」という声が上がる)

 そうです。「飛び出し」そして「道路を横断しているとき」の事故が多いです。

 

 もし、子供が命を落とすようなことがあったら、多くの人が悲しみます。

 特に、親にとっては言葉では表せない辛さがあります。

 

 子供をなくした親はどんな気持ちになるのか、手紙の一部を紹介します。

 

 「これからも、もうずっと会えないんだね。天国で家族を見守ってくれていると、思うけれども、やっぱり寂しい。寂しくて、会いたくて会いたくてたまらない。」

 

 「最愛の息子をなくしてから12年立ちました。12年たった今も、息子を思わない日は1日もありません。息子がいない現実を受け止めたとき、言葉にならない寂しさで胸が苦しくなります。」

 

 

 残された親や家族はこんなに持ちになります。

 おうちの人をそんな気持ちにさせるような事故は決して起こさないようにしましょう。(子どもたちは真剣に聞いていました)

 

 このあと、警察の方や交通指導員の方が、安全な道路の渡り方や自転車の乗り方を指導してくださいます。

 自分の命を守るために、よく学んで、実行できるようになりましょう。

 

 

 

 校長の話では、「事実」と「心に訴える言葉」の2つを語るように心がけています。

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スポーツ少年団(陸上競技)の大会に来賓で招かれ、閉会式でこんな講評をしました

2022年05月10日 | 学校経営

 先日、スポーツ少年団(陸上競技)の大会に来賓で招かれ、閉会式で講評をすることになった。

 記録の向上だけでなく、心の面の向上にも目を向けてもらいたいと思い、次のような話をした。

 

 

 

 みなさんがゴールまで一生懸命に走る姿がとても素敵でした。

 陸上競技は自分の記録との戦いでもあります。自己ベストを出した人が多かったですね。

 素晴らしいです。

 体力がついてきているのだとわかりました。

 

 私は、体だけではなく、心の面でも伸びているなあと感じました。

 競技場について時に、「おはようございます」と挨拶をしたら、たくさんの元気な「おはようございます」の挨拶が返ってきました。

 挨拶をするという心が育っていますね。

 

 また、ラダーで練習をするときに、ラダーが乱れたら、すぐに自分たちで直していましたね。

 場を整えるという心が育っています。

 

 そして、短距離走で走っているときは、「ガンバレー」の声援がたくさん聞こえてきました。

 お互いに応援し合うという心が育っています。

 

 さらに、走り終えた友達に帽子を持ってきてくれる人もいました。

 友達を助けるという心も育っています。

 

 素晴らしいと思いました。

 

 

 今日はこのような大会を開催してくださり、役員、保護者の皆様方、ありがとうございます。

 素晴らしい大会でした。

 

 選手の皆さん、このような大会に参加できることや普段の練習ができることは、当たり前ではありません。

 お家の方々や、指導者の方々、役員の方々のおかげです。

 感謝の気持を忘れないでほしいです。

 

 この前のオリンピックやパラリンピックに出場した選手のインタビューをたくさん読みましたが、どの選手も「ありがとうございます」という感謝の気持を述べていました。

 練習できることへの感謝、大会に出場できることへの感謝、支えてくれる家族や周りの人への感謝を口にしていました。

 強くなる人ほど感謝の気持も強くなると思います。

 

 これからも、自分の記録を伸ばすとともに、挨拶をしたり、お互いに協力したりしながら、心の方も成長させていってください。

 そして、感謝の気持をもって、毎日の練習や大会に参加してほしいです。

 

 

 ちょっと長い好評になってしまった。

 心の話か感謝の話のどちらかにすればよかったかなあ・・・。

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入学式での校長の話

2022年04月08日 | 学校経営

 入学式での校長の話は、なるべく短く、そして新一年生にも分かるような内容にしたいと考えている。

 だから、伝えたいことは1つだけにしようと考えている。

 

 また、できればモノや写真、映像のどれかを使って、少しでも分かりやすくしたい。

 ということで、次のような校長の話を考えてみた。

 

     お 祝 い の 言 葉

(一年生のみなさん、座ってください。)

 今日、ここに新一年生のみなさんを迎え、○○○○様をはじめ、地域の皆様の御列席のもと、また、保護者の皆様や○○小児童の温かいまなざしに包まれた中、入学式を盛大に挙行できますことに、心からお礼申し上げます。

 一年生のみなさん、御入学、おめでとうございます。
 今日からみなさんは、○○小学校の一年生です。

 ○○小学校に来れば、いろいろなことができるようになりますよ。この写真を見て下さい。(と言って、二~六年生児童が一年生の頃の写真を見せる。勤務校は極小規模校だから、一人一人の写真を見せることができる。)

 これは、○○小のお兄さん、お姉さん達が、一年生の時の写真です。みんな昔は一年生でした。○○小学校で勉強したことで、今ではいろいろなことができるようになりました。どんなことができるようになったと思いますか?それはね、あとでお兄さんお姉さん達が発表しますから、楽しみにして下さい。

 校長先生から、みなさんに、一つだけお願いをします。

 「お願い」というのは、「聞く」ということです。担任の○○先生を見てください。○○先生は、みなさんに、たくさんのことを教えます。そして、○○小学校の先生たちも、一年生のみなさんが賢くなるようにとアドバイスをします。
 よく聞いて、賢くなっていってください。

 そして、困ったときは、先生たちや、お兄さん、お姉さんに聞いてください。何でも教えて助けてくれますよ。

 みなさん、後ろのお兄さん、お姉さんたちを見てください。目がキラキラと輝いているでしょう。みんなが教えたい、助けたいと思っていますよ。

 みなさん、ぜひ、よく聞く一年生になって下さいね。
こんな言葉があります。

「きくこは よいこ」

言ってみましょう。さんはい。

 上手に言えましたね。

 では、ここからは、おうちの方にお話をしますので、しばらく待っていてください。

 保護者のみな様、お子様の御入学、誠におめでとうございます。今日の喜びは、如何ばかりかと、拝察申しあげます。
 愛情をたっぷり注がれて育ててこられた子供さんを、今日から六年間、お預かりいたします。
 これから全職員で、小学校生活が充実したものとなるよう精一杯務めます。
 何卒、御理解と御協力をよろしくお願いいたします。

 また、御来賓の皆様におかれましては、この一年生、そして在校生を含めた○○小の子供達のこれからの成長に対しまして、今後とも温かい御支援を賜りますようお願い申し上げます。

 それでは、一年生のみなさん、明日からも元気に学校に来て、○○小学校での生活を楽しみましょうね。

 これでお話を終わります。                   
                          
     令和○年 四月○○日
              ○○小学校
              校長   ○○ ○○

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4月1日の学校経営方針で伝えたい校長の願いを3つまとめました

2022年03月31日 | 学校経営

 明日は4月1日、多くの小学校では、校長が「学校経営方針」の説明をすることであろう。

 昨日のブログでは「A4用紙1枚で 校長の学校経営方針を伝える(令和4年度の学校経営方針)」を書いた。

 経営方針説明に加えて、校長の願いも伝えようと考えている。

 その願いとは、以下の3点である。

 

 校長としての願い

1 学校の職員が、楽しく仕事をしてほしい

 子どもにとっての最大の教育環境は、先生だと考えています。先生次第で子どもは変わります。その先生自身が、上機嫌で仕事をしている姿を見せれば「大人になるのはいいかもしれないなあ」「自分も仕事をしてみたいなあ」と思うのではないでしょうか。

 先生方が、上機嫌で楽しく仕事をする姿は、子供達の生きる力を育むことやキャリア教育につながると考えています。そのための環境作りに、校長として努力します。

 

2 1人で抱え込まず、チームで動きましょう。

 「楽しく仕事を」と書きましたが、逆境や苦難は必ず訪れるものです。それを乗り越えることで、他人の痛みも分かり、優しい人になることができるという面はあります。

 ただ、学校で困ることや悩むことがありましたら、どうか早めに相談をして下さい。

 1人で抱え込まず、チームで動きましょう。

 「マイナスの情報」ほど、早くお知らせ下さい。

 

3 管理職を活用して下さい。

 学級担任や校務分掌の担当になった場合、その仕事についての責任者となります。教育効果を高めるために、管理職を活用して下さい。(もちろん外部人材も)

 ほめる場面、注意する場面、表現活動の場面(観客やアドバイザーとして)等々、いろいろな場面があると思います。どうぞ協力させて下さい。

 

 いずれも到達すべき目標ではなくて、方向目標である。

 「この方向に向かってみんなで教育活動に取り組みましょう。」という「願い」である。

 明日は、どんな反応があるかなあ。

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国歌「君が代」の歌い方・・・「さざれ石」は一息で

2022年03月26日 | 学校経営

 卒業式や入学式などの儀式では、国家「君が代」を歌う。

 ただ、意外と意味を教えられていないので、歌い方がまちまちである。

 日本の国家であるので、その意味を知った上で歌ってほしいと願い、次のような指導をした。

 

 君が代の意味を知っていますか?

 (児童は皆「知らない」と答えた)

 もともとの意味は、

 あなたの命が 永く永く 続きますように

 さざれ石、つまり小さな石が、長い年月をかけて大きな岩となり その岩に苔がつくまで

 

 という意味です。

 親しい人の長寿を願う歌です。

 今は、平和なこの世の中が、長く栄えていきますようにという意味で歌われることが多いです。

 

 国の歌としては、世界で一番歴史があります。

 そして、こんなに平和な歌詞が国歌になっているのは珍しいです。

 他の国の国歌は、「戦い」とか「血」とか「敵」という言葉を使っていることも多いです。

 

 さて、歌詞の中に「さざれ石」という言葉がありますね。

 「小さな石」という意味です。

 今は、この小さな石が大きな岩になったものを「さざれ石」とも呼ぶようです。

(と言って、「さざれ石」の写真を見せる)

 小さな石が、こんな大きな岩になるくらい「長い間この世が続くように」という願いを込めた歌です。

 「さざれ石」は、一つの言葉ですので、一息に歌います。

 先程の歌い方を聞いていると、「さざれ」と「石」の間で、ブレスをしている人もいましたので、つぎは、一息に歌うようにしましょう。

 

 再度歌うのを聞いていると、「さざれ石」を一息で歌えていた。

 これからは、「平和な世の中が長く続きますように」という願いも込めながら歌ってほしい。

 

 追記

 私は教員7年目まで「さざれ石」を意識していなかった。当時の校長先生(音楽専門)に指摘されて初めて知った。

 それ以来、一息で歌うようにしている。

 

 

 5年ほど前、台湾に行ったとき、台南では、毎日(しかも朝夕)「君が代」と「海行かば」を歌っている方々がいた。

 飛虎将軍廟を祀っている方々である。

 その方々は、「さざれ石」を一息で歌う。

 日本人が「君が代」を歌うのを聞いて、「日本人は「さざれ石」を一息で歌わない人がいる。」と驚いたそうである。

 台湾の方々のほうが上手に歌えていた。(朝夕と心を込めて歌っているからだろう)

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謝恩会に招待されたときの校長の話・・・知恩、感恩、謝恩、報恩

2022年03月21日 | 学校経営

 3月末は、「謝恩会」に招待される教員がいる。

 招待してくださることはありがたい。

 校長であれば、「なにか一言お願いします。」と言われることもある。

 そういうときには、次の話をすることにしよう。

 

 今日は謝恩会に招待していただきありがとうございます。

 君達6年生との一番の思い出は〇〇です。

 (6年生が特に活躍したエピソードを語る。たくさんあるだろうから特に具体的に語れるエピソードを選ぶ)

 

 今日は「謝恩会」に招待していただきました。

 

 この「謝恩会」とは、どういう会でしょうか?

 

 そもそも「謝恩」とは「受けた恩に感謝すること」です。

 「先生たちに教えていただいた事に感謝する」ために招待していただいたかもしれませんが、「受けた恩」を知ること、感じることが大切です。

 誰からの どんな「恩」がありますか?

 お家の方、地域の方から受けた恩が挙げられますか?

 (何人かに尋ねる)

 そうですね。この会は、そういう受けた「恩」に感謝するための会です。

 少しでも君たちの成長に繋がればいいと思って貢献してくださった方々が、この会場に集まりました。

 

 ぜひ、その恩に感謝してください。

 そして、感謝したら、その恩に報いてください。

 

 恩返しをするということです。

 一番の恩返しは、君たち一人ひとりが成長することです。

 成長して、今度は周りの人に貢献できる人になることです。

 

 君たちが成長する姿を見せること、そして成長して得た力で周りの人の役に立つこと、それが何よりの恩返しになります。

 

 卒業したあともどんどん成長した姿を見せてください。

 期待しています。

 

 

 

 

 以上「知恩」「感恩」「謝恩」「報恩」の考えをもとに組み立ててみた「校長の話」である。(堅いかな?)

 

 

 

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教師の一番の問題は読書をしない人が多い・・・その対策がこちら

2022年03月20日 | 学校経営

 森信三氏はいう。

 「我が国の学校教師にとって、一番の問題は、私は読書をしない人が意外に多いという現象ではないかと思うのです。

 

「理想の小学教師像」p.458,459 

 

 読むための具体的な提案が次である。

 「下校30分前の読書」

 教師は下校前に少なくとも30分くらいは学校で書物を読むようにしたい

 とのことである。

 

 今は働き方改革を推進するようになっているので、「帰宅後30分の読書」となるかもしれない。

 

 

 校長の読書についても触れている本がある。

 

 それは、「教師のための一日一語」である。

 

 「人間は自分が忙しくなり、特に責任の地位につけばつくほど、読書に対して真剣にならねばならぬと思うのです。」

 「朝会後引きつづき全校一巡を終えた際、校長として一体何をしたらよいかと言えば、私でしたら、それから1時間程度を朝の読書に当てたいと思います。」

 「教師のための一日一語」p.142

 

 

 大事なことは、「生活の中に位置づける」ということである。

 位置づけることで習慣化される。

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上司として後輩を指導する際の心構えは、「指導したいか」ではなくて「指導するべきか」どうか

2022年01月23日 | 学校経営

 以前、ポケットに手を入れたまま話をしていたところを見て、注意してくださった先輩がいた。

 相手との会話中にポケットに手を入れるのは、みっともない。

 尊敬する師匠に対しては、決してできない態度である。

 

 また、腕組みしながら話を聴く私に、注意してくださった先輩もいた。

 腕組みをするというポーズには、相手の話を受け入れませんよ」というメッセージが隠されている。

 

 

 いずれにしても、話し手として、聞き手として、どちらも謙虚さに欠ける態度である。

 

 注意してくださった先輩には、本当に感謝している。

 

 そんな自分が、今度は指導する立場、注意する立場の年齢になってきた。

 身の回りの教員には、たまにではあるが、「ポケットに手を入れて話す人」「腕組みをして話を聴く人」が存在する。

 

 今度は自分が指導する立場に立っている。

 

 正直に言って、注意する行為は面倒臭い。

 そっとしておいても(指導しなくても)あまり大きな影響はなさそうである。

 しかし、その方にとっては、周りからどう見られるかという点において不利益を被るだろう。

 あえて指導するようにしている。

 (注意する立場に立ってみて、先輩が昔の自分に注意してくださったことを本当にありがたく思う。)

 

 

 こういう時に、師匠の野口芳宏先生の言葉が思い出される。

 

 「発言というものは、自分がしたいからするものではない。すべきだと判断するから発言するのである。」

 「発言というものは、自分がしたくないときであったも、すべきだと判断したら、しなければならない。」

 

 これが、「私的話法」ではなくて「公的話法」なのだと教えてくださった。

 

 師匠の教えに従って、指導したくはないのだけれども、指導すべきだと判断するので、(本当は嫌なのだけれども)後輩には指導しようと考えている。

 

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避難訓練(火災対応)での校長の話・・・

2022年01月19日 | 学校経営

 1学期の避難訓練でもいいましたね。

 

 避難訓練の心がけは、

 

「訓練は本番のように 本番は□□のように」

 (児童が「本番は訓練のように」という。)

 

 そうですね。今日は、火災が起きた時と同じように避難できていました。

 

 教室から集合場所まで1分8秒でした。

 静かにはやく避難できていました。

 

 今日は、校長先生の少し変わったクセを話します。

 

 それは、出張や旅行先での癖です。

 ホテルに泊まった時に必ずするクセです。

 

 

 どんなクセだと思いますか?

 

 (児童のひとりが「消火器の場所を確認する」と答える。)

 素晴らしいです。それも大事な火災対策ですね。

 

 必ずするクセとは、「非常口の確認」です。

 建物の両はしにあることが多いです。

 

 中央にあることもあります。

 

 なぜ非常口の確認をするかわかりますか?

 

 もし、火災にあったら、煙が出ます。

 

 この煙に巻かれて動けなくなり、なくなる人がいます。

 

 煙に囲まれたら、避難するのが難しくなります。

 すぐに避難できるように、非常口の確認をしています。

 

 

 みなさんは、火災の時の煙は、どんな煙かわかりますか? 

 

 みなさん、自分の手を前に出してください。

 手のひらを自分に向けます。

 火災で煙が出たら、この自分の前にある手のひらが、煙で見えなくなる時があります。

 

 そんな状況の中、体を低くしたら、煙が薄いところがあり、這うようにして外に出て助かった人もいるそうです。

 

 もし、火災が発生しても、煙が出ても、非常口まで辿り着き、外に避難できるようにと思って「非常口の確認」を必ずするようにしています。

 

 いつも避難訓練の時は言っていますよね。

 

 (校長)「自分の命は?』

 

 (学級担任)「自分で守る!」

 

 素晴らしい。

 

 この後、自分の命を守るためのお話や実技があります。

 よく聴いて、自分の命を守れる人になりましょう。

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