ある研究会で、次のような話をした。
「算数の授業では、終末の段階で、習熟の時間を取ることが必要だ。しかし、今まで見た研究授業では、それが確保できていない。」
「習熟の時間が確保できていないと言うことは、教師の見届けもできていない。子どもにできる喜びも十分に味わわせていない。」
すると、次のような反応があった。
「そのような時間の確保が難しい。どうしても話合いの時間が多くなり、習熟の時間が取れない」
とのことである。
教材研究の段階で時間配分を考える。教師の無駄な言葉を削る。詳細な指示を出さなくても動けるように子供を鍛える。
等の手だてで習熟の時間が確保できるようになる。
最も大事なのは、教師の時間感覚であろう。
時間に対する感覚があれば、そうそう無駄な時間は使わないはずである。
次のような点がクリアーできていなければ、とても授業の時間管理が難しいだろう。
・ 仕事の始業時間に遅れない。
・ 会議に遅れない。
・ 授業時間が延びない。
・ 時間に余裕を持って出張場所に着ける。
・ 飲み会等に遅れない。
私自身も修業中である。時間感覚を磨きたい。