仕事の道楽化

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教室を見て回ると、分かってしまうこと。・・・放課後編

2017年09月11日 | 修養
 教頭をしていると、放課後に、各教室を回ることになる。施錠の確認をするためである。

 見て回ると、分かってしまうことがある。


 今日はその第1弾。

 椅子の整頓である。

 荒れている学級の殆どは、椅子が後ろに出ている。机の置き方もゆがんでいる。

 つまり、雑然としているのである。

 うまくいっている学級、子供が楽しく通い、充実した学習ができている学級の多くは、椅子がきちんと机の下に入っている。

 



 おそらく、椅子が出ていて、机の置き方がゆがんでいても気がつかない教師は、子供達の些細な変化にも気がつかない。

 気づかないので、手立ても打てない。ずるずると学級崩壊に向かっていく。


 人や物の変化に対するセンサーが鈍いのである。

 自分も鈍いのだが、(若い時は特にひどかった)

 改善する効果的な方法に気づき、実践してきた。


 改善する1番効果的な方法は、次である。


「放課後、子供達の机と椅子を学級担任が綺麗に揃える」


 揃えている間に、「どうすれば子供達が自分で揃えるようになるのか」という課題に対する解決法が思いつくようになる。

 解決法を試す度に、机と椅子を揃える子が増えてくる。

 それを確認できるのは、快感でもある。



 揃えない子がいる間は、その子の机と椅子は学級担任が揃える。

 その作業をしている時に、学級担任のセンサーは必ず敏感になり、気づく力が高まっていく。

 

 
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