
面白かった。
孤拳伝 1巻から5巻まで一気読みだった。
空手家でもある著者の今野敏氏が「この作品は、私の武道人生においての一里塚です。」と言っているのも分かる。
武術とは何か、強さとは何か、そして師匠と弟子の在り方はどうあるべきかが書かれている。
登場人物が武道や戦いについて語るとき、今野氏の考えを聞いているような気になる。
もちろん、格闘場面も多い。リアルでドキドキするような描写になっている。
主人公が成長していく話でもあるので、大河ドラマを見ているような気にもなる。
特に格闘技が好きな人にはおすすめの本である。
自分は、柔道経験者だが、空手の型である「ナイファンチ」を学びたくなってきた。