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小説家中島らもの傑作「ガダラの豚」

2019年08月11日 | 本と雑誌
 やっぱりはまってしまった。

 一気読みである。

26年前に読んだ「ガダラの豚」をこの夏にもう1回読んだ。

 以前読んだ時は分厚い1冊の単行本だった。

 残り少なくなるページを見ながら、「面白い!あぁ、もう読み終わってしまう。」と感じたのをよく覚えている。

 呪術やマジックが出てくる話である。

 家族の絆を取り戻す話でもある。

 アル中のさえない大学教授が主人公である。

 以前アフリカに行った時の事件が原因で、アル中になってしまう。

奥さんは、鬱。

 新興宗教にはまった奥さんを助け出したり、再びアフリカに行って大きな事件に巻き込まれたり、日本に帰ってきて、さらに大きな事件に巻き込まれたりする。

 読んでいる間、続きが気になって気になって仕方がない。わくわくしながら読んだ。

 映画化されたら、かなり面白い作品になるだろうなあ。

 何年かしたら、きっともう1回読み直すだろう。

 このわくわくしながら読む感覚を味わうために。
コメント
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