先日、地域の清掃活動があった。
主な参加者は、大人である。
ただ、中には、小学生や中学生もいた。
「おはようございます!」と、積極的に挨拶をしてくれた。
顔見知りであるその小中学生達にかけたのが、次の言葉である。
「掃除に参加したんだね。すばらしい!こういう掃除に参加する体験は、学校の勉強よりも大切かもしれませんよ。」
その真意までは言わなかったが、私は次のように考えている。
地域の清掃活動に参加するというのは、自分の体力と時間を使って、他者に貢献するということである。
こういう体験をしている子は、他者貢献をする土台が身についていく。
他者貢献ができる人は、ほとんど場合、幸せな人生を送る。
他人から感謝されるからである。
他人に感謝される質と量が多い人ほど幸せな生き方ができる。
多くの人(ほとんど全て)の目指す生き方は、「幸せな生き方」であると思う。
学校の勉強を頑張っている人は、幸せになるための知識や技術を身につけられるかもしれない。
ただ、その知識や技術を、利己的に使っているために、不幸な人生を送る人をたくさん見てきた。
「自分の持っている時間や資産を、他者貢献である地区の清掃活動に参加している君たちは、素晴らしい学びをしている。」
そんな気持ちを込めて、先程の言葉を小中学生に伝えた。