仕事の道楽化

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子育てをする喜び

2015年08月10日 | 出産・育児
 先日は、船での釣りに行きました。

 私と中学1年生の次男、そして釣りが大好きな中学1年生の甥っ子の3人で出かけました。

 乗った船は、錦江湾の遊漁船「ジャンボ」です。

 朝5時から11時まで、大人一人5000円、中学生は4000円。

 船長さん以外に、お手伝いをしてくださるベテランの人がいて、釣った魚をしめたり、切れたラインの糸を結び直してくれたりします。

 子供連れでの釣りには、とても助かる船でした。

 今回の私の目的は、

「子供達に釣りの楽しさを味わわせる」

 です。

 1つめのポイントで早くも次男にアタリがありました。

 「おーっ、竿が曲がる。」

と言いながら、リールを巻きます。日常生活では、決して見せてくれない真剣な表情でした。



 1分間ほどの格闘の末、最後は船長さんが網ですくってくれました。いい型のキジハタでした。

 これまで釣った中で一番の大物を見て、次男に釣りのスイッチが入りました。

 興奮気味に、「すごい引きだった。こんな引きは初めてやった。」「メッチャ楽しい。」と喜んでいます。

 2時間位したところで、甥っ子にも当たりあり。イトヨリダイの小物だったが、釣れたことに大喜び。

 はい、甥っ子にも釣りのスイッチが入りました。



 その後もぽつぽつと釣果があり、その度に子供達の釣りへの熱中度は高まりました。

 「楽しい。」「今日はいい日やわあ。」「おじさん、またこのジャンボで釣りに来よう。」「おとうさん、楽しいねえ。今日は釣れるわあ。」

 等と言ってます。それを聞いていた船長さんもうれしそうでした。



 そして終了1時間前のこと、本日の大イベントが始まりました。

 それは、ネイゴの入れ食いです。ネイゴというのは、カンパチの小さいやつです。小さいやつと言っても30~40センチはありました。

 それまで、ちょっと当たりが出ていなかった船の上で、船長さんが、言ってました。

 「魚影はあるんですよ。誰か一人釣ってくれると、魚にも食いのスイッチが入って、どんどん釣れるんですけどねえ。」

 それを聞きながら、

 「へー、食いのスイッチってあるんだ。誰か一人釣ると、どんどん釣れるもんなんだなあ。」

 と思いながら、ルアー(小魚に似せたおもり、2本のハリ付き)を沈めていくと、

 グイーンという引きがありました。

 これは大物だぞ、と思いつつ、グググ、グググとリールを巻いていきます。

 魚が見えるところまで、上げていくと、びっくり。

 2本の針2つとも魚が食いついています。2本の針の間隔は、4センチほど。その2本ともに、ネイゴが食いついていました。これは、重いはずです。



 それからというもの、船のあちらこちらで、うれしそうな声が上がります。

 「おっ、来た来たあ。」「おーっ、引いてる引いてる。」「また来た!」

 どうやら、ネイゴに「食いのスイッチ」が入ったようです。

 それからの30分間は、何回も何回もアタリがあり、子供達も面白いようにつり上げていました。

 小さいのはリリースしましたが、それでもクーラーボックスにいっぱいの魚になりました。



 甥っ子のところと家で食べる分とに分け、じいちゃんばあちゃんちにもお裾分けをしました。

 それでも腹一杯食べられる分の魚を釣ることができました。



 ↑ これが、家で食べる分 ↑


 もちろん、子供達は大満足。船で港に帰る途中も、車の中でも、

 「楽しかったあ。」「あの引きはすごく強かった。」「こんなに釣ったのは初めてや。」「また来たい」

 などと繰り返し言ってました。

 それを見て、子育ての楽しみは、これだなあと思いました。

 もし、自分一人で来て、釣りをしていても楽しいと思います。でも、今日のように、子供達がうれしそうにしているのを見ることで味わえる喜びには勝てません。

 「子供が喜んでいるのを、見ることのできる喜び」

 これが子育ての喜びの一つだと思います。
 
  
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