今日の「 お気に入り 」は 、今に伝わる 、ドロシー・パーカーさん ( Dorothy Parker , 1893 - 1967 )の お言葉 。
「 女とゾウは 、忘れない生き物なのよ 。
Women and elephants never forget . 」
「 美しさは 面の皮一枚にすぎないけれど 、醜さは 骨の髄まで達するものよ 。
Beauty is only skin deep, but ugly goes clean to the bone. 」
インターネットのフリー百科事典「 ウィキペディア 」日本語版 に 、ドロシー・パーカーさん について
次のような 解説 が 載ってます 。
「 ドロシー・パーカー( 英 : Dorothy Parker , 1893年8月22日 - 1967年6月7日 )は 、
アメリカ合衆国の詩人 、短編作家 、評論家 、風刺家であり 、その機知 、皮肉 、
および20世紀都市の問題に向けた視点で知られている 。
パーカーは問題の多い不幸な子供時代を過ごした後 、『 ザ・ニューヨーカー 』など
の媒体で文学作品を発表したことと 、アルゴンキン・ラウンド・テーブルを設立した
一員となったことの双方で世に出た 。この仲間と別れた後 、ハリウッドに旅して映
画台本作りを追求した 。アカデミー賞候補となった作品2作を含めたそこでの成功は 、
左翼政治に関与したととられ 、ハリウッド・ブラックリストに載ったために潰えるこ
ととなった 。
自分自身の才能に対して否定的で 、『 皮肉屋 』としての評判を嘆いていた 。それ
でもその文学作品と鋭い機知に対する評価は長く知られることとなった 。」
「 パーカーは ニュージャージー州ロングブランチのウェストエンド村オーシャン・
アベニュー732で 、父ジェイコブ・ヘンリー・ロスチャイルド 、母エリザ・アニー・
ロスチャイルド( 旧姓マーストン )の子として生まれた 。
生まれた時の名は ドロシー・ロスチャイルド 、愛称は『 ドット 』あるいは『 ドッティ 』
と呼ばれた 。生まれた家は 両親が夏の海岸コテージとして持っていた 。母はスコット
ランド系の子孫であり 、父はドイツ系ユダヤ人の子孫だった( 財閥のロスチャイルド家
との関係はない )。」
昨日読んだ本の一節に 、こんなのありました 。
「 ・・・皮膚 は 、『 真皮 』と呼ばれる内層と 、外側の『 表皮 』から成る 。表皮の最も外側の
表面は『 角質層 』と呼ばれ 、すべて死んだ細胞でできている 。ヒトを美しく見せるすべて
が死んでいるという事実には 、奇妙な感慨を覚える 。体が空気に触れる部分については 、
わたしたちは みんな死体 なのだ 。その外皮の細胞は 、毎月入れ替わる 。わたしたちは
ほとんど気にもせずに皮膚を大量に脱ぎ捨てている 。一分におよそ二万五千片 、一時間に
百万片以上 。ほこりをかぶった棚を指でなぞれば 、かつての自分のかけらをかき分けて進む
ことになる 。静かに 、無慈悲に 、わたしたちは塵になっていく 。皮膚片は 、正確には
鱗屑( squame 鱗 という意味 )と呼ばれる 。ひとりひとりが 、一年に約 〇・五 キロ
の塵を振りまきながら歩いている 。掃除機のごみパックの中身を燃やしたら 、主たる臭気
は紛れもなく髪の毛を燃やしたような焦げた匂いだろう 。皮膚と髪はほとんど同じ物質 、
ケラチンでできているからだ 。・・・ 」
鱗屑 、りんせつ と読むそうな 。鱗 は 、英語で scale でしたっけ 。