今日の「 お気に入り 」 は 、元外交官 岡本行夫さん ( 1945 - 2020 ) の著書の一節 。
引用はじめ 。
「 地球上に10億人がすむようになったのは1804年です 。西暦1年の前
を4000年と考えると 、人口が10億人になるまでに6000年近くか
かったわけです 。
その後は 、約120年後に20億人 、その約30年後に30億人 、以降は
15年後 、13年後 、12年後に 10億人ずつ 増えてきています 。これは
幾何級数的といったくらいのものではありません 。L字を左右逆さにしたよう
なものすごい勢いで伸びています 。
1950年 、私が5歳の時 、世界人口は25億人でした 。今は77億人 。
この私の短い一生の間に 、地球上の人口が なんと3倍以上になっているの
です 。
まもなく100億人を突破しようとしています 。どうやって資源や食料を
確保していくのか非常に心配な思いがします 。
物理のブラウン運動の法則のように 、一定の空間に分子が閉じ込められれ
ば 、熱や圧力が加わることで 、分子の活動がものすごく活発になる 。それ
がいま 世の中に出てきていると思います 。 」
引用おわり 。
とりあえば足りないが 、わけあえば足りる 。
25億人だった1950年も 、77億人の今も 。
3000年 、6000年の歴史と言っても 、
所詮 、きんさん 30人分 、ぎんさん 60人分 。
( ついでながらの
筆者註 :「 岡本 行夫( おかもと ゆきお 、1945年 〈 昭和20年 〉 11月23日 -
2020年 〈 令和2年 〉 4月24日 )は 、日本の外交評論家 ( 産経新聞
『 正論 』 メンバー )、実業家 。 元外交官 。内閣総理大臣補佐官
( イラク担当・沖縄担当 )、内閣官房参与 、内閣総理大臣外交顧問等
を経て 、マサチューセッツ工科大学国際研究センターシニアフェロー 、
立命館大学客員教授 、青山学院大学特別招聘教授 。位階は正五位 。
略 歴
神奈川県生まれ 。鎌倉市及び藤沢市で育つ 。父親は農林省職員で 、
父親の仕事の関係で 、中学時代2年間マレーシアの首都クアラルンプール
に滞在した 。
神奈川県立湘南高等学校を経て 、1968年( 昭和43年 )に 一橋大学
経済学部を卒業し 、外務省入省 。板垣與一ゼミ出身 。ゼミの同期に鈴木
典比古が 、1年後輩にいずれも外交官になった重家俊範 、辻本甫 、小野
正昭らがいた 。外務省同期に東郷和彦 、馬渕睦夫らがいる 。橋本宏は
高校・大学・外務省の 4年先輩 。在アメリカ合衆国日本国大使館参事官 、
北米局安全保障課長 、同北米第一課長など 日米外交の有力ポストを
歴任し 、将来を嘱望される存在だったが 、 1991年( 平成3年 )に退官
( 辞職 )した 。管理職となって現場に関われなくなることに不満があった
という 。なお 、退官時の外務事務次官は 栗山尚一 、ナンバー2の外務
審議官は 小和田恒( 皇后陛下の父 )と 渡邊幸治 。 」
「 2020年4月24日に新型コロナウイルス感染症のため死去し 、5月7日に
報じられた 。74歳だった 。死没日をもって正五位叙位 、旭日中綬章追贈 。
マイケル・グリーン 、カート・キャンベル 、リチャード・アーミテージ
などから追悼の言葉が寄せられた 。 」
「 ブラウン運動( ブラウンうんどう 、英 : Brownian motion )とは 、液体
や気体中に浮遊する微粒子( 例:コロイド )が 、不規則( ランダム )
に運動する現象である 。1827年 、ロバート・ブラウンが 、水の浸透圧
で破裂した花粉から水中に流出し浮遊した微粒子を 、顕微鏡下で観察中
に発見し 、論文『 植物の花粉に含まれている微粒子について 』で発表
した 。
この現象は長い間原因が不明のままであったが 、1905年 、アインシュ
タインにより 、熱運動する媒質の分子の不規則な衝突によって引き起こ
されているという論文が発表された 。この論文により 当時不確かだっ
た原子および分子の存在が 、実験的に証明出来る可能性が示された 。
後にこれは実験的に検証され 、原子や分子が確かに実在することが確
認された 。 」
以上ウィキ情報 。)