今日の「 お気に入り 」 。
備忘の為 、抜き書き 。
引用はじめ 。
「 厳密に言えば 、ひとりで生きていくことは不可能です 。たとえ
自給自足生活を山奥で始めたとしても 、どこかで社会の恩恵を受け
ているわけで 、山林だって 、どこかの管理下にあるわけで 、知ら
ないところで 、必ず誰かが支えています 。
『 ひとりで生きる 』は 、そういった 、昨今の『 ソロキャンプ生
活 』や『 世捨て人 』のようなものを意図しているのではありませ
ん 。『 ひとり 』であって 、『 独り 』ではない 。精神的な『 独
身 』 。それが私の 、世の中との接し方 。 」
( ´_ゝ`)
「 私の知り合いは 、結婚する理由として 、『 ひとりで生きる自信
が持てたから 』と言っていました 。支え合って 、ふたりで力を
合わせる 、それが従来の夫婦の形 。しかし 、ひとりで生きる者
同士が籍を入れるという形があってもおかしくありません 。過度
な依存は歪みを生みますし 、むしろ 、その方がお互いにとって
ちょうどいい『 支え 』になるのでしょう 。『 ひとり 』と『 結婚 』
は両立するのです 。 」
( ´_ゝ`)
「 だから 、決して『 結婚しない宣言 』ではありません 。ラーメン屋さん
が 、よし 、この味で行こう 、と決めるようなもの 。そもそも 、結婚す
るかどうかは私にとって重要ではなく 、極めて『 どうでもいいこと 』 。
そこで 、足をとめたくない 。むしろ 、ひとりで足をとめた場所で出会っ
た人との時間を大切にしたい 。ご理解いただけましたでしょうか 。では
次回 、『 入籍すると決めたんだ 』で 、お目にかかりましょう 。 」
( ふかわりょう著 「 ひとりで生きると決めたんだ 」 新潮社 刊 所収 )
引用おわり 。
こんな生き方を実践している人も 今日 日 いらっしゃるのかも 。でも 、
「 入籍 」したとたんに 世間が どっと 押し寄せそう 。