国立図書館に行く理由・・・
それは個人では入手しがたい資料を見るため、
過去の出版物を見るためなどがある。
社史というのもなかなか個人で見る機会はない。
今回、山梨放送を調べるため、
「山日YBSグループ120年史」を閲覧してきた。
ラジオ山梨(現・YBS山梨放送)と山梨放送(山梨時事新聞系)が
競願だったようです。私が甲府に在住していたころには
すでに山梨時事新聞というものは無く、
山梨日日新聞の一社体制でした。
ラジオ山梨には中銀(山梨中央銀行の略)など
地元経済界のバックアップがあったようです。
なんとか免許一本化調整し、ラジオ山梨と山梨放送を統合、
設立事務所を商工会議所(甲府法人会館)に置く。
ラジオ局舎は竜王駅にほど近い敷島町大下条に決定。
ちなみにラジオ山梨本社が置かれたのは甲府市百石町の
山梨日日新聞別館。
現在甲府市には「百石町」という地名が無いのでネットで調べてみたら
いまは山梨県立図書館のある場所あたりらしい。
テレビ放送開設に関しても山梨時事新聞グループが「山梨テレビ放送」の
免許申請を行っており、こちらも競願。
予備免許はラジオ山梨に下る。当時の郵政省の免許条件を満たすため
資本増強や「山梨テレビ放送側」からの役員受け入れもあったようです。
予備免許はおりたものの、番組ネットのための
電電公社マイクロウエーブ(NTT回線)は
甲府までの設営計画がなされていなかった。
設営開始は昭和34年3月、完工は同9月となった。
これに合わせる形で、坊ヶ峯放送所の起工は34年4月、
テレビ局舎・演奏所はラジオ舎の隣接地(竜王町内)に決定。
開局の前には、開局後どことネット系列を組むのか?
という問題が起こる。
ニュースはKRT(現・TBS JNN系)のネットも検討されたが
34年7月、NTV系列(NNN系)とのネットに決まる。
ちなみにこの社史(1992年発行)によれば、
「NTVネットに属しながらもフジテレビ・テレビ朝日・テレビ東京とも
契約しており"フリーネット"を続けている」となっており、
CATVが発達していて在京民放が視聴できる世帯が多いとはいえ、
山梨放送としてはNTV系列ベースのフリーネット局という立場を
取っているようだ。
それは個人では入手しがたい資料を見るため、
過去の出版物を見るためなどがある。
社史というのもなかなか個人で見る機会はない。
今回、山梨放送を調べるため、
「山日YBSグループ120年史」を閲覧してきた。
ラジオ山梨(現・YBS山梨放送)と山梨放送(山梨時事新聞系)が
競願だったようです。私が甲府に在住していたころには
すでに山梨時事新聞というものは無く、
山梨日日新聞の一社体制でした。
ラジオ山梨には中銀(山梨中央銀行の略)など
地元経済界のバックアップがあったようです。
なんとか免許一本化調整し、ラジオ山梨と山梨放送を統合、
設立事務所を商工会議所(甲府法人会館)に置く。
ラジオ局舎は竜王駅にほど近い敷島町大下条に決定。
ちなみにラジオ山梨本社が置かれたのは甲府市百石町の
山梨日日新聞別館。
現在甲府市には「百石町」という地名が無いのでネットで調べてみたら
いまは山梨県立図書館のある場所あたりらしい。
テレビ放送開設に関しても山梨時事新聞グループが「山梨テレビ放送」の
免許申請を行っており、こちらも競願。
予備免許はラジオ山梨に下る。当時の郵政省の免許条件を満たすため
資本増強や「山梨テレビ放送側」からの役員受け入れもあったようです。
予備免許はおりたものの、番組ネットのための
電電公社マイクロウエーブ(NTT回線)は
甲府までの設営計画がなされていなかった。
設営開始は昭和34年3月、完工は同9月となった。
これに合わせる形で、坊ヶ峯放送所の起工は34年4月、
テレビ局舎・演奏所はラジオ舎の隣接地(竜王町内)に決定。
開局の前には、開局後どことネット系列を組むのか?
という問題が起こる。
ニュースはKRT(現・TBS JNN系)のネットも検討されたが
34年7月、NTV系列(NNN系)とのネットに決まる。
ちなみにこの社史(1992年発行)によれば、
「NTVネットに属しながらもフジテレビ・テレビ朝日・テレビ東京とも
契約しており"フリーネット"を続けている」となっており、
CATVが発達していて在京民放が視聴できる世帯が多いとはいえ、
山梨放送としてはNTV系列ベースのフリーネット局という立場を
取っているようだ。