「カップ麺には、こんなに塩分と油分が使われています。
だから、忙しいからといってインスタント食品に頼っていては
健康を害します。」
こんなお話を、私は今までに何度もさせていただきました。
でも、今のスーパーはこんな状態。
カップ麺の棚はガラガラ。
残っているのは・・・
「ヘルシーだから!」と人気があったスープ春雨ばかりです。
そうそう、あのイケメンのイタリアンのオーナーシェフが
プロデュースしたカップパスタも残っていました。
スーパー側も被災地支援に優先的に品物を回して いる上に、
自宅での備蓄用や、
より物資が不足している地域に暮らす親戚に送るために
買い求める人が多く、品切れ状態が続いているようです。
大震災にあって、今一番求められているものは、
健康の敵であったはずのカップ麺。
手っ取り早くカロリー補給ができるものが、命をつないでいくのです。
昨夜から東北地方は、真冬並みの寒さとなり、
避難所で暮らすお年寄りの低体温症も心配されています。
テレビやラジオで専門家の先生が、
低体温症を防ぐ方法を説明されていますが、
それも使い捨てカイロや毛布、お湯が十分になければできないこと。
「生姜で体温を上げて、免疫力UP!」ということもブームになりましたが、
こうなってみると、
すべての健康法は、衣・食・住が足りてこそ実現できることがわかります。
生活習慣病、メタボ、ダイエットの悩みというのは、
幸せの裏側だったのですね。