”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

グレープフルーツと南アフリカ

2011-03-07 11:02:07 | 果物

「グレープフルーツの旬は春って知っていました?」

というポスターを以前見かけたことがあります。

これは、世界的に有名な産地、フロリダの完熟したグレープフルーツが

店頭に並ぶのは4月~6月・・・ということを表したものです。

Img_1099

  【写真はフロリダ産 ルビー(左)とホワイト(右)】

日本国内で販売されているグレープフルーツは輸入品で、

1年を通じて入手できますが、11月~6月がフロリダ産、

6月~11月が南アフリカ産となっているようです。

 

さて、地理が不得意な私・・・ (T_T)

昨年6月のFIFAワールドカップが開かれるまで、

南アフリカに寒い冬があるなんて・・・

考えてみたこともありませんでした。

グレープフルーツは、年間平均気温が16.5度以上、

最低気温が-3度以上のところでないと育ちません。

日本でもなかなか商品となるようなものは育ちにくいというのに・・・。

四季のある南アフリカで、どんなふうに栽培されているのでしょう?

 

南アフリカでは気候の異なる3つの地域で柑橘類が栽培されています。

南回帰線直下のトランバール地方ではオレンジ、

西ケープ州ではレモン。

グレープフルーツが栽培されているのは東ケープ州です。

東ケープ州の気温を調べてみますと、

年間平均気温は18.2度、年間最低気温は13.9度となっています。

栽培条件にぴったり当てはまっていますね。

  

もっとも、南アフリカが本格的に柑橘類の 栽培に乗り出したのは1952年。

気象条件などはとっくに調査済み・・・ですよね~。

でも、フロリダ産が品薄になる6月以降、

南アフリカを大いに意識しながら

グレープフルーツを頂くのも楽しいかもしれませんよ。

コメント (2)
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