「グレープフルーツの旬は春って知っていました?」
というポスターを以前見かけたことがあります。
これは、世界的に有名な産地、フロリダの完熟したグレープフルーツが
店頭に並ぶのは4月~6月・・・ということを表したものです。
【写真はフロリダ産 ルビー(左)とホワイト(右)】
日本国内で販売されているグレープフルーツは輸入品で、
1年を通じて入手できますが、11月~6月がフロリダ産、
6月~11月が南アフリカ産となっているようです。
さて、地理が不得意な私・・・ (T_T)
昨年6月のFIFAワールドカップが開かれるまで、
南アフリカに寒い冬があるなんて・・・
考えてみたこともありませんでした。
グレープフルーツは、年間平均気温が16.5度以上、
最低気温が-3度以上のところでないと育ちません。
日本でもなかなか商品となるようなものは育ちにくいというのに・・・。
四季のある南アフリカで、どんなふうに栽培されているのでしょう?
南アフリカでは気候の異なる3つの地域で柑橘類が栽培されています。
南回帰線直下のトランバール地方ではオレンジ、
西ケープ州ではレモン。
グレープフルーツが栽培されているのは東ケープ州です。
東ケープ州の気温を調べてみますと、
年間平均気温は18.2度、年間最低気温は13.9度となっています。
栽培条件にぴったり当てはまっていますね。
もっとも、南アフリカが本格的に柑橘類の 栽培に乗り出したのは1952年。
気象条件などはとっくに調査済み・・・ですよね~。
でも、フロリダ産が品薄になる6月以降、
南アフリカを大いに意識しながら
グレープフルーツを頂くのも楽しいかもしれませんよ。