「ソムリエに学ぶオリーブオイルの楽しみ方」
という講座に参加させていただきました。
講師は、イタリアオリーブオイルソムリエ協会認定、
オリーブオイルソムリエ・篠田真理先生。
まず、オリーブオイルの基礎知識から
●オリーブオイルの起源
オリーブの栽培は、約6000年前、シリアおよびパレスチナで始まります。
当時、オリーブオイルは食用だけでなく、
葬儀、医療(打撲の治療)、化粧品などに使われていました。
●オリーブオイルの生産量ベスト3は
1位 スペイン 2位 イタリア 3位 ギリシャ
しかし日本でのシェアはイタリア産が7割、スペイン産が2割となっており、
残りの1割はギリシャ、トルコ、南フランス産のもの。
これは、90年代に起こったイタメシブームが影響しているそうです。
●オリーブオイルを使う時の注意
日の当たらない暗い場所、涼しい場所で保存し、
1ヶ月以内に(遅くても3ヶ月以内に)使い切るようにしましょう。
●オリーブオイルの3つのクラス
①エキストラヴァージンオリーブオイル
オリーブの実をしぼっただけで、化学処理をしていない
酸度が0.8%以下の最上級のオイル
②ヴァージンオイル
酸度が1.5%以下のもので、日本では流通していません。
③オリーブオイル または ピュアオリーブオイル
そのままでは食用に適さないため、化学的処理をし、
無味無臭になったオイルに、
ヴァージンオイルまたはエキストラヴァージンオイルをブレンドしたもの。
「ピュア」というのは、日本の商社がつけた商品名です。
いよいよ5種類のオリーブオイルのテイスティングです。
お料理に使うことはあっても、
そのまま口に含んで味わったのは初めてです。
オリーブオイルにも、苦味、辛味、青臭さ、フルーティーさなど
個性があることに驚きを感じました!
そして、パンにつけると、また味わいが変わるのです。
篠田先生が、オリーブオイルを使ったお料理をご用意くださいました。
●スペルト小麦とスモークサーモンのサラダ
スペルト小麦とは、現在のパンに使われる小麦の原種
● プチトマトのブルスケッタ
本日テイスティングしたオリーブオイルはこの5種類です。
オリーブオイルの新しい魅力に触れ、
自分の好みのオリーブオイルも見つかり、
おいしいお料理までいただきました。
あとはワインを飲めば大満足の1日となることでしょう。 (^^)
篠田先生、ありがとうございました。