昨日のリーダー研修で、「パプリカの杏仁豆腐 キウィソース」
というお料理を紹介させていただきました。
牛乳と混ぜ合せた時のパプリカの色、
そしてゴールドキウィで作ったソースとの色合いを考えて
オレンジ色のパプリカを指定したのですが、
「オレンジ色のパプリカは秋にならないと入らないそうなので、
赤を注文しました。」
と担当者様から連絡が入りました。
私の利用するスーパーでは、オレンジパプリカは売られていますが、
それでも量は少なめです。
パプリカは、韓国やオランダからの輸入物が1年中店頭に並ぶと
思い込んでいたのですが、
オレンジパプリカだけは旬が存在するの???
さあ、調べてみましょう!
●オレンジパプリカは作りにくい!
パプリカの中でもオレンジ色は一番作りにくく、
収量も安定しないため、市場に出回る量が少ないのです。
日本で栽培を行っている茨城県の生産者様も
品種構成は、赤 70%、 黄色 25%、 オレンジ色 5%
となっています。
●韓国でも夏は収量が落ちる!
日本の主なパプリカ輸入先は、韓国。
韓国では、1年を通じパプリカの栽培は行われていますが、
7月~10月は高冷地で栽培されたものが収穫され、
その他の月は、低地栽培のものが収穫されます。
ところが、高冷地での栽培はまだまだ難しく、
栽培面積も少ないというのが現状です。
このような事情を考えると、ただでさえ収量が少ないオレンジパプリカを
夏の時季に入手するのは困難・・・ということがわかります。
韓国で収穫されたパプリカは船に積まれ、
最短で収穫から4日で日本に届くそうです。
いくつもの荒波を乗り越えて、店頭に並ぶオレンジパプリカを見たら、
「よく頑張ったね!」と声を掛けたくなってきました。