雨過天晴

ジャズとホークスとファッションなどなど
興味のあることには片っ端から手を出して
そして時々飽きます

HUM

2013-05-07 | 音楽

今夜のジャズはストーリー性のあるアルバムから。



HUM』 ダニエル・ユメール/ルネ・ユルトルジェ/ピエール・ミシュロ

 

H.U.M.
Sketch
Sketch

 

[Disc 1]〈1999〉
01.HUMEURS
02.PETER'S DREAM
03.BALLADE GOURMANDE
04.YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO
05.IMPROMPTUME
06.LE TROISIEME HUM
07.SERENA
08.PETER'S DREAM 2
09.HUM-OISEAU
10.PROMENADE GOURMANDE
11.EVERYTIME WE SAY GOODBYE
12.AIREGIN

[Disc 2]〈1979〉
01.THEME POUR UN AMI
02.ALL GOD'S CHILLUN GOD RYTHM
03.BALLADE AU MUSEHUM
04.BLUESHUM
05.THE DUKE
06.AIREGIN
07.DIDI'S BOUNCE
08.HUM CALSHUM
09.IT COULD HAPPEN TO YOU

[Disc 3]〈1960〉
01.JUST ONE OF THOSE THINGS
02.BYE BYE BLACK BIRD
03.AH MOORE
04.MONSIEUR DE...
05.WELL YOU NEEDN'T
06.LAURA
07.AIREGIN
08.C.T.A.


Rene Urtreger(p)
Pierre Michelot(b)
Daniel Humair(ds)   

 

澤野工房で比較的初期に取り扱われたアルバムで99年発売。

当時の仏のジャズ賞を総なめにしたそうです。

面白いのは、同じメンバーで'60年、'79年、'99年と20年ごとに3回の録音を集めた3枚組であること。

 

'60年の演奏はライヴ盤。

バップ感溢れる演奏で勢いがあります。

3人の相性も良く、聴いていて楽しいです。

 

'79年の演奏になるとキャリアも重ねて演奏もこなれてきます。

音自体も現代的な響きを帯びてきます。

 

'99年の録音ともなると、洗練度が高く、アレンジのおかげもありますが音も厚みのある演奏になります。

 

オリジナル・トリオと言うわけではないので、たまたま2回録音してリリースしたので3回目も、というところなんでしょうが、やはりそれぞれが重ねてきたキャリアの集大成が'99年の演奏になるわけですね。

同じメンバーのトリオでありながら、どの盤が好き?という楽しみがあります。

丁度具合のいいことに、3枚のCDに共通の曲として「AIREGIN」が入っているので、ベンチマークになります。

私は60年代欧州ジャズにドハマりなので、やっぱりDisc 3の雰囲気が好きです。

 

なお澤野工房では既に完売してしまい、なかなか入手しにくいアルバムです。

時折オークションで見かけますのでそこで入手するのも手ですし、中古を漁るのも手です。

 

HUM / Humair Urtreger Michelot - Jazz in Marciac 2000 1/2


 HUM / Humair Urtreger Michelot - Jazz in Marciac 2000 2/2


 

 

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The Music of Michel Legrand

2013-05-07 | 音楽

GW最終日。

 

昨夜言った通り、今日は歩いて20分ほどのちょっと広めの公園に家族3人で行きました。

たまたまYuと同じ小学校のお友達がいたので、Yuはお友達とドッジボール。

奥さんと私はしばらく公園にいた後お茶をして帰ることに。

のんびりとさせていただきました。

 

今夜のジャズはジャズという枠におさまりきれない人。

ミシェル・ルグランの『ミシェル・ルグランの世界』。

 

ミシェル・ルグランの世界
ミシェル・ルグラン,モスクワ・ヴィルトゥオージ
キングレコード

 

 【DISC 1】
01 シェルブールの雨傘
02 コンチェルト(「ロシュフォールの恋人たち」より)
03 ワンス・アポン・ア・サマータイム(リラのワルツ)
04 おもいでの夏
05 ディグ・ディン・ディン
06 ブライアンズ・ソング
07 ディンゴ
08 嵐が丘(I was born in love with you)
09 面影
10 ウォッチ・ホワット・ハプンズ
 
【DISC 2】
01 風のささやき(「華麗なる賭け」より)
02 栄光のル・マン
03 ハンター
04 世紀末の香り(「愛と哀しみのボレロ」より)
05 これからの人生
06 愛のイエントル
07 イルカのウーム
08 コニャックの男
09 三銃士
10 ファミリー・フーガ

 

2011年にキングレコードからリリースされた2枚組のアルバムで、このために全曲をアレンジしたものです。

彼が従えるのは60人のロシアを代表するオーケストラ「モスクワ・ヴィルトゥオージ」。

すごく贅沢。

 

楽曲はいずれも名曲揃い。

1曲彼の唄も入ってます(Disc1 7曲目)。

思わず微笑んでしまいますが。

 

音は綺麗ですし、60人もいるグランド・オーケストラですから迫力があります。

大げさではなく、Disc1の1曲目から鳥肌が立ちました。

本当に天才です(安っぽい表現ですが・・・)。

 

参考までに1曲目はこんな曲です(実際の音源は上記リンク先で試聴してみてください)。

 

Michel Legrand 映画「シェルブールの雨傘」 Je t'attendrai toute me vie...

 

こちらは相当ジャズ寄りですが、ルブランの演奏もありました。

 

MICHEL LEGRAND - I WILL WAIT FOR YOU - LES PARAPLUIES DE CHERBOURG

 

明日からいつもの「日常生活」。

さて準備して寝ますか。

 

 

 

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