HUM
今夜のジャズはストーリー性のあるアルバムから。
『HUM』 ダニエル・ユメール/ルネ・ユルトルジェ/ピエール・ミシュロ
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H.U.M. |
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[Disc 1]〈1999〉
01.HUMEURS
02.PETER'S DREAM
03.BALLADE GOURMANDE
04.YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO
05.IMPROMPTUME
06.LE TROISIEME HUM
07.SERENA
08.PETER'S DREAM 2
09.HUM-OISEAU
10.PROMENADE GOURMANDE
11.EVERYTIME WE SAY GOODBYE
12.AIREGIN
[Disc 2]〈1979〉
01.THEME POUR UN AMI
02.ALL GOD'S CHILLUN GOD RYTHM
03.BALLADE AU MUSEHUM
04.BLUESHUM
05.THE DUKE
06.AIREGIN
07.DIDI'S BOUNCE
08.HUM CALSHUM
09.IT COULD HAPPEN TO YOU
[Disc 3]〈1960〉
01.JUST ONE OF THOSE THINGS
02.BYE BYE BLACK BIRD
03.AH MOORE
04.MONSIEUR DE...
05.WELL YOU NEEDN'T
06.LAURA
07.AIREGIN
08.C.T.A.
Rene Urtreger(p)
Pierre Michelot(b)
Daniel Humair(ds)
澤野工房で比較的初期に取り扱われたアルバムで99年発売。
当時の仏のジャズ賞を総なめにしたそうです。
面白いのは、同じメンバーで'60年、'79年、'99年と20年ごとに3回の録音を集めた3枚組であること。
'60年の演奏はライヴ盤。
バップ感溢れる演奏で勢いがあります。
3人の相性も良く、聴いていて楽しいです。
'79年の演奏になるとキャリアも重ねて演奏もこなれてきます。
音自体も現代的な響きを帯びてきます。
'99年の録音ともなると、洗練度が高く、アレンジのおかげもありますが音も厚みのある演奏になります。
オリジナル・トリオと言うわけではないので、たまたま2回録音してリリースしたので3回目も、というところなんでしょうが、やはりそれぞれが重ねてきたキャリアの集大成が'99年の演奏になるわけですね。
同じメンバーのトリオでありながら、どの盤が好き?という楽しみがあります。
丁度具合のいいことに、3枚のCDに共通の曲として「AIREGIN」が入っているので、ベンチマークになります。
私は60年代欧州ジャズにドハマりなので、やっぱりDisc 3の雰囲気が好きです。
なお澤野工房では既に完売してしまい、なかなか入手しにくいアルバムです。
時折オークションで見かけますのでそこで入手するのも手ですし、中古を漁るのも手です。
HUM / Humair Urtreger Michelot - Jazz in Marciac 2000 1/2
HUM / Humair Urtreger Michelot - Jazz in Marciac 2000 2/2
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