雨過天晴

ジャズとホークスとファッションなどなど
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そして時々飽きます

ファビアン・アルマザン・トリオ@le club jazz

2020-01-14 | 音楽
昨夜は京都のライブハウス「le club jazz」で昨年リリースされた『This Land Abounds with Life』でご紹介しましたファビアン・アルマザン・トリオのライブでした。

 
すでに日本ツアーも始まっており東京公演では多くのジャズファンを惹きつけたようです。

メンバーは
Fabian Almazan (p,perc,electronics)
Linda May Han Oh (b,el-b)
Henry Cole (ds)
です。

ちなみにリンダは、マーカス・ストリックランドのライブで観ました。
もう6年近く前ですね。
あのときのインパクト強すぎて、一時リンダ探しまくってました。
ヘンリー・コールはジェラルド・クレイトンの『Tributary Tales』で聴いたことがあります。

ちょっと時間が早く着いたので寺町から三条通りをプラプラ。
大阪の馴染みの服屋のメンバーが立ち上げた京都店に顔を出す。

「あっ?!umekouさんじゃないっすか。」

お、5年前は若造だった現京都店副店長が少しは貫禄が・・・ついてはいないなぁ。
まあ必死に接客しているのは昔見られなかったかも。

ピーチクパーチク時間を潰した後は、ライブ前になにか腹に入れておこう。
le club jazzの直ぐ側にある『三条パクチー』。

糖質ダメだからね。
結局レモングラスサラダとグリーンカレー(ライスなし)を発注。
ドリンクはさっぱりハイボールを一杯。




さて行くか。

スタート1時間前に行くと2,3人の列。
すぐ開いたので、まあ座りやすい位置に陣取る。
想定外だったのは、その後やってきた学生くんがそこそこ大きくて隣りに座ったので若干邪魔。
まあそれでも大きな問題なし。

ライブ。
やはり1曲目は最新アルバムの1曲目からスタート。
アルマザンの音はキレイだけど割と力のあるハリが強い。
それも恐らくはパートナーのリンダの音の影響も大きいと思います。
リンダはカラダこそちびっこいけどウッドベースを持つとやけに大きく見えます。
音がハッキリと強くて弾けている。
ワタシが直接ライブで聞いた中だと、トーマス・モーガンかリンダ・オーか、ってところ。
彼女の音に負けまいとアルマザンの音もパッきりしてるんじゃないかな。
でそんな2人を支えなきゃいけないからヘンリー・コールがビシビシっと叩く。
背筋は凛と伸ばしてブレず。
芯があるから枝となるスティックがうまくしなる。

これはとんでもなく良いトリオだぞ。

新譜だけでも結構長い時間の作品だからそこからだけか、と思っていたら過去の作品からも選曲されていました。
どの曲にしても3人の弾きっぷりが素晴らしい。
たまらん。

リンダのソロが多いのはやはりパートナーだからかな。
いや彼女の才能のおかげだろう。
エレベを持つとウッドベースの時よりちっちゃく見えて可愛らしい。
エレベも悪くないけど、ウッドベースの方が良い。

コールも2回ほどソロやっていました。
やはり当たり前なのかもしれないけど、このくらいのメンバーになるとサポートするドラムスが圧倒的にウマい。
世界でやってるから当然なんでしょうけど、まあ気持ちいいっす。

アルマザンのご両親も来ていました。
京都楽しんでくれたかな。

アンコール1回付き合ってくれて終了。



・・・と時計を見ると22時半。
ヤバい。
ダッシュで帰らねば。
サインとか欲しかったな。
グッドプレイに感謝の握手をして店を出ました。

22時半の寺町。



スッカラカンです。

自宅についたのは結局日付を跨いで30分ほどしたあたり。
しかし良いライブでした。
ホントは仕事に差し障りがアリそうだから行かないつもりだったんですけどね。
悲しいかな、嬉しいかな。

そういや年末に応募していた福袋、残念ながら外れた模様。
悲しいかな。

ジャズ
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