FROM おのころ心平
脳卒中には、大きく3つあります。
脳内出血、くも膜下出血、そして脳梗塞。
前者2つは
脳の細い血管がやぶれて、脳内に出血し
その塊が脳実質
(のうじっしつ:「脳そのもの」の意)
を圧迫します。
一方、
脳梗塞は、脳の血管が血栓で詰まり
その先の脳実質に酸素が行かなくなって
脳細胞が死んでしまいます。
いずれも、
脳のダメージを受けた場所によって
半身不随、歩行障害、言語障害や
認知症などが起こる恐い病気です。
最近は「隠れ脳梗塞」といって
健康な人でも自覚症状には
つながらない「微小血栓」が
・40代では3人に1人
・50代では2人に1人
・60代ではなんと、8割の人
に起こっていると言われています。
したがって、
これは立派な生活習慣病なのだ
という考え方が、浸透してきました。
脳梗塞も1日にしてならず、
ということです。
最近、物忘れがひどくなってきた
指先の動きや足元が
おぼつかなくなってきた
という症状がある場合は
少し立ち止まって、
生活のパターンを見直してみる
必要があるかもしれません。
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脳梗塞型心理傾向
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◆限界が来ても頑張り続ける
(私にしかできないという思い込み)
◆理想や主義を追求し
自分の満足は後回しにする
(みんなの幸せがあって
私は幸せになれる)
◆できない自分を責める傾向がある
(「自分はこんな程度ではない」
という前向きすぎる思考)
◆嫉妬心
(あの人があそこまで
できるなら私にだって)
◆良心の呵責
(申し訳ない、ああ、自分は情けない)
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脳の血管が詰まるということは
もう脳に血液を送らない、
というカラダの訴えです。
こんなこと、
カラダが進んでやるのでしょうか?
動脈硬化の回でもお話ししたように
https://goo.gl/l6k8Xw
基本的な原理からすると、
血栓というのは傷ついた血管壁を
修復するときにできます。
ですから脳梗塞は
カラダが血管を癒してあげよう
とするはたらきの行きすぎた結果、
起こるといえるのです。