元旦・お正月と祝い箸

2020年 明けまして御芽出度うございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
お正月は旧年の収穫や様々な出来事の感謝をし、総ての生命の更新を喜び祝う一年で一番おめでたい日です。
元旦朝に水引がついた中太両細の純朴の木で作られたお箸を使う意味は、片側を神様が使いもう片側を人が使うという風習が古来からあるからで「神人共食」を意味し、年神様の恩恵を預かるのです。
洗って3が日か、七草、松の内(地方によって異なるのですが、門松をたてている期間1月7日まで)が終わるまで使用します。
この祝い箸は末広がりの八寸(約24cm)で縁起がよく、両方の先端が細くなっていて「両口箸」とも呼ばれます。
その他、丈夫で神聖な木とされる柳で作られるので柳箸と言われたり、五穀豊穣を願った米俵をイメージした俵箸と呼ばれることもあります。
箸は神様の方を使わないように気をつけましょう。
歳神様に守って頂けるよう、箸袋に筆で名前を書いて願いを込めましょう皆様にとって良い年となるようお祈り申し上げます。