百菜健美☆こんぶ家族ラボ

おいしい
と感じることは生きる喜びに
そして笑顔になります。
舌で味わい、
目は閉じていても
耳は心で。

季節の食材とその由来

2020-01-16 | 昆布

葛・くず・漢方

 

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血行を良くする葛湯。

ゆずやレモンの柑橘の香りを加えるとさらに美味しく、気の巡りを良くします。

生姜やシナモンを加えても温め効果が上がり、とろんとした飲み心地に神経が休まりホッとします。

抗菌作用のあるハチミツを加えるなど、体調によって組み合わせて楽しんでもいいですね。

葛きり、葛餅など独特の食感も楽しい葛は、マメ科のツル植物性で、根から採取されるデンプンが本葛粉となります。

本葛粉のお値段が少しよいのは、葛の効能が高いからですが、極寒の頃に掘り起こして下処理し、何度も何度も水にさらし、乾燥させるするなど、とても手間がかかるからです。

くずの根は葛根湯ですね、風邪による症状で後頭部下の首の痛みや重さが気になることがありますが、軽減する効能があるそうです。

葛あんかけのお料理は美味しい上に、冷めにくいので寒い季節にとてもお勧めです。

 

 

にしん漬け・漬けもの・発酵食品

 

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北海道のにしん漬けは麹が多め、お味噌汁と同じようにそれぞれの家庭の味付けがあるそうです。

市場で見かけたものすごく大きなキャベツは「札幌大球」といって普通のきゃべつより5倍くらい大きい。

収穫までに半年かかるそうで、歯ごたえはあるけれど甘くて柔らかいのが特徴です。

にしん漬けは、このキャベツと蕪や大根、人参、みがきにしん、麹、唐辛子、塩を使って作られる郷土料理で、寝かせるだけ味が馴染んで美味しくなります。

大人になって初めて食しましたが、奥深い味わいでしみじみ美味しい贅沢な発酵食品です。

塩麹として近年は商品化もされていますが昔はなかったはずで、麹と塩と地産地消の食材で手間隙かけた味わいが脈々と受け継がれ、その土地の文化を感じられる素晴らしい漬物です。

 

 

BY  http://yumikoizawa138.jp/category/koyomi/

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