七草粥・(ななくさがゆ)・お粥の炊き方

元は中国の「人日の節句」で七草を食べる風習が伝わり、七草粥を食べるようになったそうです。
春の七草(スズナ(蕪)・スズシロ(大根)・セリ、ナズナ(ペンペン草)・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ)で七草入りの粥を「朝」作り、無病息災を願います。
スズナやスズシロは叩き(切っても)、葉ものも食べやすく切ります。
今日はお粥の粒先がひらくような食感のよい作り方をご紹介します=米2分の1合は洗ってできればザルにひろげて30分ほど乾かす。
鍋にお米の10倍量の湯を沸騰させて米を入れ一混ぜだけする。
再度煮立ったら米油か菜種油を小さじ半ほど加えフタをして弱火でゆっくり25分ほど炊き、切った七草を入れ5分煮て5分蒸らします。
最後に粗塩2つまみで味をつけます(塩を最後に加えると、さらりとした粘りが出ない)。
七草粥は新年のおせちや祝い酒で疲れた胃を休めることも目的です。
朝粥は普段の朝食にもお勧めです、日本では病気の時に食すように思われがちですが、胃にもたれず元気がでるので1日のスタートにふさわしい食事と言えます。