Mastrojanni
Rosso di Montalcino 2014
Brunello di Montalcino 2011
Brunello di Montalcino Vigna Loreto 2011
Brunello di Montalcino Vigna Schiena d’Asino 2007
アップが遅れてしまったが、この前の試飲会で、マッソリーノと一緒に出されたワイナリー。試飲会にはいろいろあるが、ちゃんとした着席式で、2つのワイナリーのものが出るのは珍しいほう。それも、バローロとブルネッロ、そして、どちらもかなりのワイナリー。こういう企画はもっと頻繁にやってほしい。
マッソリーノのバローロで書いたが、最初はバローロは全て一つ、ブルネッロも全て一つというイメージでどうしても飲んでしまうのだが、絶対に地域を意識して飲んだほうがいい。
モンタルチーノに関してもまだ別に詳しく書きたいとは思うのだが(過去にも書いているような気がするがかなり昔)まず地図を見てほしい。
この地図は、ブルネッロ協会が毎年発行しているものなので掲載に問題がないと思うのだが。。。ワイナリーの数は年々増えているとうか、まるでタケノコのよう。
さて、ブルネッロの生産地域は真四角に近い形になっている。
これを、もっと細かく分けてもいいのだが、2つに分けると、右上の地域と左下の地域に分けられる。(ちなみに、今は5つに分ける人もいる)
ところで、モンタルチーノの近くに、ヴィーノ・ノービレを生産するモンテプルチャーノがあるが、これもバローロとバルバレスコのように「似ていて非なるもの」であり、比較すると面白い。
さて、山(アペンニーノ山脈)は東(右)にあり、海(ティレニア海)は西(左)にある。つまり、右上の方が標高が高く山の影響が大きく、左下の方が標高が低くなだらかで、海の影響がわずかながらある、ということになる。
つまり単純に言って、
右上の方は酸味の多い、硬く、超熟タイプのワイン
左下の方はよりボディのある、柔らかめ、早くから飲めるタイプのワイン
となる。
マストロヤンニは、1975年創設、弁護士によって創設されたワイナリーで、トスカーナに多い、セカンドビジネスワイナリーの走りと言えると思う。今はコーヒーで有名なイリーの所有となっている。
ちょうど真ん中くらいにあたり、最も高い標高が400メートルを超え、南東向きの畑、かなり良い生産地域内にある。
Rosso di Montalcino 2014
細身の印象、小さな森の木の実にタバコ、カフェなどが早めに出そうな予感。酸味がきれいでタンニンは繊細、余韻は細く、塩辛さが残る。+++
Brunello di Montalcino 2011
うれしいことにヴィンテージの同じ2つのブルネッロを比較。ブルネッロはリゼルヴァがあり造っているワイナリーは多いのだが、マストロヤンニは1998年を最後に止めたとのこと。
ブルネッロらしい華やかさ、太さがある。熟したフルーツの甘い印象がとても良い。インパクトは甘い(まろやかな)雰囲気を漂わせ、そこにボディがしっかり加わり、持続性も良く、まっすぐなイメージ。やはり塩味が残る。++++(+)
Brunello di Montalcino Vigna Loreto 2011
リゼルヴァはないが、こちらはクリュもので、生産数がぐっと少ない。ヴィンテージは同じ。そこでうれしい横飲み。
よりエレガント。スミレなど花の香り、フルーツはもちろん、キナ、バルサム臭、グラフィティなどが加わり、複雑で大変綺麗。タンニンがとても繊細で、ブルネッロらしいボディにエレガントな面が加わり、これも塩味があるのだが、隠れてしまう。余韻が長く、うっすらと広がる感じ。+++++
Brunello di Montalcino Vigna Schiena d’Asino 2007
これまたクリュもの。ワイナリーからのプレゼント的な、一応ブラインドで飲むワイン。
蓋を開けたら、別な畑(最も良い畑)のそれも2007年だった。
ただ、正直言って、マッソリーノの2005年がマグナムだったということもないわけではないが、マッソリーノの2005年の方がまだまだ若さを保っている。こちらは壮年期に入り始め、ヴィンテージがより古いように思えた。
マストロヤンニのワインはかなりもつ方なので、超熟バローロには、ブルネッロはどうしてもかなわない、と言っていいかと思う。(ブルネッロファンの方、ごめんなさい)
熟成香がとても綺麗に出ている。スパイス、腐葉土、アニマルなどの臭みがやや混じり、オレンジなども混じる。タンニンがとてもまろやかになっていて、余韻が長く綺麗。
++++(+)
Rosso di Montalcino 2014
Brunello di Montalcino 2011
Brunello di Montalcino Vigna Loreto 2011
Brunello di Montalcino Vigna Schiena d’Asino 2007
アップが遅れてしまったが、この前の試飲会で、マッソリーノと一緒に出されたワイナリー。試飲会にはいろいろあるが、ちゃんとした着席式で、2つのワイナリーのものが出るのは珍しいほう。それも、バローロとブルネッロ、そして、どちらもかなりのワイナリー。こういう企画はもっと頻繁にやってほしい。
マッソリーノのバローロで書いたが、最初はバローロは全て一つ、ブルネッロも全て一つというイメージでどうしても飲んでしまうのだが、絶対に地域を意識して飲んだほうがいい。
モンタルチーノに関してもまだ別に詳しく書きたいとは思うのだが(過去にも書いているような気がするがかなり昔)まず地図を見てほしい。
この地図は、ブルネッロ協会が毎年発行しているものなので掲載に問題がないと思うのだが。。。ワイナリーの数は年々増えているとうか、まるでタケノコのよう。
さて、ブルネッロの生産地域は真四角に近い形になっている。
これを、もっと細かく分けてもいいのだが、2つに分けると、右上の地域と左下の地域に分けられる。(ちなみに、今は5つに分ける人もいる)
ところで、モンタルチーノの近くに、ヴィーノ・ノービレを生産するモンテプルチャーノがあるが、これもバローロとバルバレスコのように「似ていて非なるもの」であり、比較すると面白い。
さて、山(アペンニーノ山脈)は東(右)にあり、海(ティレニア海)は西(左)にある。つまり、右上の方が標高が高く山の影響が大きく、左下の方が標高が低くなだらかで、海の影響がわずかながらある、ということになる。
つまり単純に言って、
右上の方は酸味の多い、硬く、超熟タイプのワイン
左下の方はよりボディのある、柔らかめ、早くから飲めるタイプのワイン
となる。
マストロヤンニは、1975年創設、弁護士によって創設されたワイナリーで、トスカーナに多い、セカンドビジネスワイナリーの走りと言えると思う。今はコーヒーで有名なイリーの所有となっている。
ちょうど真ん中くらいにあたり、最も高い標高が400メートルを超え、南東向きの畑、かなり良い生産地域内にある。
Rosso di Montalcino 2014
細身の印象、小さな森の木の実にタバコ、カフェなどが早めに出そうな予感。酸味がきれいでタンニンは繊細、余韻は細く、塩辛さが残る。+++
Brunello di Montalcino 2011
うれしいことにヴィンテージの同じ2つのブルネッロを比較。ブルネッロはリゼルヴァがあり造っているワイナリーは多いのだが、マストロヤンニは1998年を最後に止めたとのこと。
ブルネッロらしい華やかさ、太さがある。熟したフルーツの甘い印象がとても良い。インパクトは甘い(まろやかな)雰囲気を漂わせ、そこにボディがしっかり加わり、持続性も良く、まっすぐなイメージ。やはり塩味が残る。++++(+)
Brunello di Montalcino Vigna Loreto 2011
リゼルヴァはないが、こちらはクリュもので、生産数がぐっと少ない。ヴィンテージは同じ。そこでうれしい横飲み。
よりエレガント。スミレなど花の香り、フルーツはもちろん、キナ、バルサム臭、グラフィティなどが加わり、複雑で大変綺麗。タンニンがとても繊細で、ブルネッロらしいボディにエレガントな面が加わり、これも塩味があるのだが、隠れてしまう。余韻が長く、うっすらと広がる感じ。+++++
Brunello di Montalcino Vigna Schiena d’Asino 2007
これまたクリュもの。ワイナリーからのプレゼント的な、一応ブラインドで飲むワイン。
蓋を開けたら、別な畑(最も良い畑)のそれも2007年だった。
ただ、正直言って、マッソリーノの2005年がマグナムだったということもないわけではないが、マッソリーノの2005年の方がまだまだ若さを保っている。こちらは壮年期に入り始め、ヴィンテージがより古いように思えた。
マストロヤンニのワインはかなりもつ方なので、超熟バローロには、ブルネッロはどうしてもかなわない、と言っていいかと思う。(ブルネッロファンの方、ごめんなさい)
熟成香がとても綺麗に出ている。スパイス、腐葉土、アニマルなどの臭みがやや混じり、オレンジなども混じる。タンニンがとてもまろやかになっていて、余韻が長く綺麗。
++++(+)