乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

秋の気配

2009-08-21 | ことのは



 8月21日

 京都国立博物館で『シルクロード 文字を辿って』を観た後、嵐山へと向かう。

 三十三間堂前からバス206系統で四条大宮へ。


 四条大宮から懐かしの嵐電に乗る。

 黒いカバン。切符を切る係員。それら今や思い出の幻。

 ちりんちりんと子どもの頃に慣れ親しんだ嵐電の鈴の音は、今は聞くことができない。


 嵐電の『西院』『蚕ノ社』『帷子の辻』などの駅名は、今聞いてもなんと美しいことか・・・。

 意味を考える不純さを恥じ、純粋に楽しむ。


 そのまま行けば親戚のいた『鳴滝』や好きな『仁和寺』

 途中乗り換えて嵐山。


 食事までに時間があったので、小一時間川沿いを散歩。

 懐かしい。

 ここへは何度きたことだろう。


 夫がボートに漕ぎたいという。

 拒む私。


 ふと水面を見ると、蜻蛉が浮き草にとまっていた。

 嵐山の秋の訪れ・・・。


     嵐山 飛んでは休む 蜻蛉かな




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121; 『地球の歩き方 イラン ペルシアの旅 ’07~’08』

2009-08-21 | 読書全般(古典など以外の一般書)



記録だけ 2009年度 121冊目                 



  『地球の歩き方 イラン ペルシアの旅 ’07~’08』

                                      

 

 「地球の歩き方」編集室

 2007年3月16日 改訂第5版   

 313ページ 1880円 




『地球の歩き方 イラン ペルシアの旅 ’07~’08』を楽しむ。

 この本は何度か読んでいる。

 本書は見るも無惨にくたくたになっている。

 ページは厚みをまし、くるくるとページの端は曲がり、書き込みが激しい。

 見るも無惨に痛んだ本だが、愛着は大きい。



 地球の歩き方は隅々まで見るとなると、結構読むのに時間がかかる。

 一昨日から読見始め、昨日は京都と奈良の往復、今朝も数時間余んでいた。

 楽しいので、今朝はあっという間に時間がすぎ、気がつくと昼。

 これはいけないと、あわてて昼食をつくった次第。

 本ばかりに時間を使うのはいけないなぁ・・・。




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『シルクロード文字を辿って-ロシア探検隊収集の文物-』  京都国立博物館

2009-08-21 | 美術・文様・展示物





   京都国立博物館 特別展覧会 

        『シルクロード文字を辿って-ロシア探検隊収集の文物-』





 家族と、 『シルクロード文字を辿って-ロシア探検隊収集の文物-』にいく。

 難しそうだったので、筆記用具を用意して展覧会に望む。

  
 

コータン

 初めはコータン。

 カシュガルなど、おなじみの地名。

 私は少数民族を思い浮かべ、頭は混乱。


 最も古いとされるサンスクリット辞書。

 大谷探検隊が来品下『智炬陀羅尼教』(ちこだらにきょう)?名前が面白い。

  

クチャ

『アビダルマ』は阿毘達磨とかくらしい。

 写本は噛みではなく本当の貝葉に書かれていた。

  

トルファン

『マジックサークル』は易の八卦

  

敦煌

『大般若経』の朱印と黒印は興味深い。

 ただし黒印は巻かれていて見えなかった。


『法華経』は最古層の写本


『唯摩砕金』(ゆいまさいきん)

 砕金(くだけた金→ 転じて美しい詩分の辞句のこと)

『占烏法』(せんうほう)

 鳥の仕草や姿、鳴き声で良否に従って占う。

  

カラホト

『考経』論語と並んで良く読まれる。

 密教の護符 災いの退散が祈願される

 占書および治療法 (日々の吉凶、 病気治療)

『仏説転女身経』 (無垢光女が苦悩多き女を転じて男子となり悟りを開いて仏となる説の教典)

  

 今回私はカラホトが一番印象深かった。

 カラホトでは【西夏語】が使われている。

【西夏語】葉一見感じに似ているが、よく見ると感じとは全く異なる文字で全く読めない。

『番漢合時掌中珠』(ばんかんごうじしょうちゅうしゅ)という中国語と西夏語の対訳でもお手上げ。

 西夏文字による『孫子兵法三注』もあり。

 たいへん面白かった。

  

 それにしても探検隊は多くの品を持ち帰ったのだなぁと思う。しかし、説明には

    【ロシア科学アカデミー東洋写本研究所の全面的な協力のもと、開催される特別展。コータン・クチャ・カラシャール・トルファン・敦煌・カラホトでロシア探検隊が発見・収集した貴重な文献を中心に、それらの中から優品約150件が展示されます。これらの文献類を国内でまとめて観覧することができる貴重な機会となります。
名称特別展覧会 シルクロード文字を辿って-ロシア探検隊収集の文物- (とくべつてんらんかい シルクロードもじをたどって ロシアたんけんたいしゅうしゅうのぶんぶつ)】

とある。

 財宝が流出したと心配するが、これが良かったか悪かったのかは私にはわからない。

 だだ言えることは、こういったおかげで、私もこのような珍しいものを見ることができたと感じる。

  

 特別展のシルクロード文字を辿ってでは、4~12世紀にわたる写本類約150件を展示。

 そのほとんどが日本初公開という。


         
      京都国立博物館にて

       〒605-0931 京都市東山区茶屋町527

       開催期間 2009年7月14日~9月6日

       一般1200円  大学・高校生800円  中学生以下無料

       主催京都国立博物館、ロシア科学アカデミー東洋写本研究所




  

                

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京都国立博物館の常設展を現在見ることはできない・・・と、考え込むわたし。

2009-08-21 | お出かけ
  


          京都国立博物館





 知らなかった・・・。

 京都国立博物館の常設展が現在見ることはできないということを。



 今回『シルクロードの文字を辿って』が開催されたので、これ幸いと小学生の頃から何度も言った常設展に一日かけてゆっくりと見て回るつもりでした。

 ところが現在工事中。

 係員に聞くと、2013年までかかるという。

 これは長い。

 去年から始められた工事。

 アンテナを張り巡らせて、工事前に行くべきだったと、落胆。

 わたくしどもふたりは後悔の念に陥った。



 写真はロダンの考える人(複製)を背に、京都国立博物館の本館。

 ちなみに常設展があったのは写真の左側。

 現在大工事が行われていた。





 老婆心ながら、ロダンの『考える人』は。罪人たちが落ちていく様子を上から眺めている 姿です。



  


京都国立博物館 ご案内 より、転載させていただきました。 ▼


千年の都京都を中心に、文化財の展示・保存・研究を進めています
●お知らせ
平常展示館建替え工事に伴い、当分の間平常展示を休止し、特別展覧会期間中のみ開館する予定です。2013年リニューアルオープンをお待ちください
●掲載者: 京都国立博物館
●登録エリア: 近畿エリア>京都府>京都市
●パンフNaviCheck!!
明治22年に神社仏閣のなどの文化財を保護する事を目的に設立された京都国立博物館の案内パンフレット。博物館のレイアウト図を中心に正門、特別展示館、ロダン作「考える人」像、五条大橋橋脚、茶室など敷地内の文化財を紹介している。博物館の概要解説やご利用案内なども掲載されている。
●パンフレット発行年月日: 2009年3月



●ご利用案内
○開館時間
・9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
・特別展覧会期間中は18:00まで
・特別展覧会期間中の金曜日のみ9:30~20:00まで開館
○休館日
・月曜日(月曜日が休・祝日の場合は開館、翌火曜日休館)
・年末年始
●全館休館日
2009年:5月11日~7月13日、9月7日~10月9日、11月24日~12月31日
2010年:1月1日~1月5日、3月15日~4月9日
●アクセス
・京都駅下車 バス
・京阪電車「七条駅」下車 東へ徒歩7分

  


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