ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

180622 天災と人災、違法ブロック塀倒壊で9歳の愛娘を失った両親は怒りをどこにぶつければよいのか!

2018年06月22日 | 辛口ひとりごと

 先般の枚方高槻あたりを震源とする震度6の地震で高槻市の小学校のプールサイドの3.5Mもの高さの違法ブロック塀が真ん中の継ぎ足し部分から40mにわたり倒壊、登校途上の女の子が下敷きになり死亡、実に痛ましい災害関連事故になってしまった。

 建築基準法ではブロック塀は高さ2.2mまでだが、だがプールがの覗かれるということで1.3mほどブロックでつぎ足したらしい。3年前、安全講習会で講師から危険性を指摘され、市の職員が点検したらしいが安全と判断してそのまま放置した。最近市民は傾いていることに気づいたらしいが結局そのままで今回の地震災害で倒壊してしまったといういきさつらしいが。

 この女の子は挨拶委員でいつもより早い登校だったのが不運にも地震、ブロック塀倒壊に遭遇してしまった。高槻市は違法建築であったことは認めているようだが親はどこに怒りをぶつければよいのか、まったく痛ましい事故だね。安全性点検にあたった職員は技術的無資格者だったとか。日本の自動車メーカーが無資格者に完成車検査をやらせ続ける問題が去年発覚したが、大丈夫だろう、まあいいかというアバウトな危機意識欠如病が日本に蔓延していそうだね。いやはや上に立つ人間の再教育が必要だ、困ったことです!

 

 夕方、近くの宝満川沿いを散歩、田植え風景を見学、昔と違って機械化がすすみ、一見作業は楽になったようだが、奥さんらしき人と話を聞くと、農機はよく故障するし、いったん故障したら自分たちだけではどうにもならないし、部品は高いし、米価は上がらず儲からないと言っておられた。運転していた親父さんが私のカメラをみて「いい写真が撮れましたか」と声をかけてくる。天然ガスのガスタンクのあるあたりからの水田風景がいいですよと教えてくれた。たくましい農家の親父さんでありました。

 いつも見かけているガスタンクのある方に車を走らせ現場チェック。マンションの端から夕日がおちて、その前に広がる水田に夕日が映えていた。

 まあ、数は減ったとはいえお百姓さんのおかげで我々はうまい白いご飯が食べられる。あり難いことではあります。人間ひとりひとりがそれぞれ与えられた立場で責任ある仕事をやりきっていくことが良い社会、良い国を作ってゆく基本でしょう。そしてそんな善良な人々がちゃんと食っていける世の中にすることが政治の責任・・・モリカケ問題でフラフラしている政府ではダメですね

コメント
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