「象のみ筑紫の国をさまよひぬ心は君に置きて来ぬれば()」
「第一句動物の象と読みたればユーモア溢れる恋歌になる()」
「この歌は旅の途中に知りあったあなたはわたしを抜け殻にした
(前後の歌での推測)」
2007/01/02
「田子ノ浦にうちいでてみれば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ(#4山部赤人)」
「【意味】旅をして田子ノ浦へと来てみたら視界が開け真っ白になった富士山の頂きに今も雪が降っているようだ()」
「この歌は白妙により第二首の持統の歌とつながっており(#2)」
2014/07/07
「田子ノ浦にうちいでてみれば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ(#4山部赤人)」
「【訳】東への旅の途中、田子ノ浦を通りかかった時突然目の前に富士が見えた。その白い富士山の頂には、いまも雪が降っているのだなあ()」
◎-015 「春過ぎて夏来にけらし白妙の 衣干すてふ天の香具山 (#002:持統天皇)」
| 「君がため春の野にいでて若菜つむ わが衣手に雪は降りつつ (#015:光孝天皇)」
002
「八の字の末広がりのめでたさよ 富士の高嶺に雪は降りつつ(付句遊戯-#004)」
「山柿とは歌の順番逆なれど定家の知略働きたるか(赤人の歌は4番目、人麻呂の歌は3番目だから、逆)」
「赤人は聖武天皇の宮廷で活躍されし歌の聖と()」
「『雪降れる』このつながりで15番光孝天皇の歌とつながる()」
「伏流の神酒たてまつる大観の 富士の高嶺に雪は降りつつ(安野光雅)」
2007/01/12
「あしびきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む(#3柿本人麻呂)」
「秋の夜は長く寂しくつらいもの 肉布団欲すもひとり寝だよなぁ(改2014)」
「きりぎりすなくや霜夜のさむしろに衣かたしきひとりかも寝む(#91後京極摂政前太政大臣:藤原良経)」
「独り寝をテーマにしたる歌二つ鶏とコオロギなににつながりる?()」
「ひとり寝をテーマにしたるほかの歌あるかも知れず注意して見よ()」
「歌聖とて人麻呂歌う長い夜うんざり感がよく出ているか()」
「さむしろの下から鳴きしコオロギよ霜夜の寒さで風邪を召さるな()」
後京極摂政前太政大臣:藤原良経、関白九条兼実の子で太政大臣になった。後鳥羽上皇に愛された。
2014/07/07
「あしびきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む(#3柿本人麻呂)」
「【訳】秋の夜は山鳥の尾のごと長いもの 肉布団欲すもひとり寝だよなぁ()」
044 「逢ふことの絶えてしなくばなかなかに 人をも身をもうらみざらまし(#044:中納言朝忠)」
| 「難波江の蘆のかりねのひとよゆゑ みをつくしてや恋ひわたるべき (#088:皇嘉門院別当)」
◎-088 「きりぎりすなくや霜夜のさむしろに 衣かたしきひとりかも寝む (#091:藤原良経)」
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091
「故郷に妻子を置きて防人の ながながし夜をひとりかも寝ん(付句遊戯-#003)」
「歌聖とて言わるるわれも罪をうけ石見の藻くずになりにけるかも()」
「上の句がそのまままるごと『ながながし』引き出すための序詞といふ()」
「山鳥の雄は持ちたる3尺のながながし尾で雌にアピール()」
「山鳥は尾長鳥とは違うけど漫画的には登場もあり()」
【参考】
「旅の宿窓うつ氷雨行く秋の ながながし夜をひとりかも寝む(安野光雅)」
2007/01/02
「春過ぎて夏来にけらし白妙の衣干すてふ天の香久山()」
「香久山に白き衣を干すという夏の始めのいかなる神事()」
「この歌と天智の歌は逆連鎖濡れると干すは反対のこと()」
【訳】天の香久山に白い衣が干しているああ春が過ぎて夏が来たんだなあ
2014/07/06
004 「田子の浦にうち出でて見れば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ(#004 山辺赤人)」
| 「おほけなくうき世の民におほふかなわがたつそまに墨染の袖 (#095 前大僧正慈円)」
095-◎-001 「秋の田のかりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ (#001 天智天皇)」
「春過ぎて夏来たるらし白たへの 衣干したり天の香具山(万葉時代の読み方)」
「冬物をかわりに質いれ白妙の 衣干したり天香久山(付句遊戯-#002)」
「こんな歌持統は本当に作れるか宮廷儀礼で衣干すのか()」
「飛鳥から藤原京に遷都して神棲む山で魂振りするか()」
「父起こす革命の年に生を受け変極点にたてる持統は(702年57才で崩御)」
【参考】
「小春日に乙女の色のひるがへり ころもほすてふ天のかぐ山(安野光雅)」