そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

西国巡礼

2007年01月08日 | 字余り

1/8
 西国三十三ヶ所の札所めぐりをしているが、中だるみで最近はご無沙汰をしている。はじめたのは、平成十七年五月三日に第三十二番の観音正寺からはじめた。どこからはじめるか少し悩んだが、この寺をふもとから歩いて登ることに決めた。最寄のJR安土駅からレンタサイクルを借りて麓まで行き、そこから歩いて登ったのだが、最初に選んだ寺であり気合も入っていたのだが、かなりハードな登りで意気をそがれた。あと何丁というような表示があるが、丁という単位がわからずご詠歌(あなとうと みちびきたまえ かんのんじ とおきくにより はこぶあゆみを)の下の句を口ずさみながら登った。
 さて、このはじめの札所めぐりから、約1年7ヶ月がたち、数えてみると18箇所を回っている。番外の2箇所とご報告のための高野山をいれると36箇所になるので半分を回ったことになる。今までは近場を回っているので、あと半分はこれまで以上の時間をかける必要がある。あと2年くらいはかかるのであろうか。
 そもそも西国三十三ヶ所の札所については、花山院が深く関わっているというので、花山院の事跡について本を読んでみた。すると若い天皇が藤原氏に騙されて、譲位させられた末、仏道に入ったということがわかった。歴史にもしもはないのだが、藤原氏の策謀がなければ、西国三十三ヶ所の札所もできていなかったかもしれないし、観音信仰も生まれなかったかもしれない。花山院が西国三十三ヶ所の札所を定めたのは、花山院から遡ること、約270年前に長谷寺の徳道聖人の夢の中に閻魔大王が現われて、三十三ヶ所の札所を広めて世の悩める人を救えとお告げがあったことに始まる。徳道上人はこの仕事を実現できなくて、三十三ヶ所の宝印を摂津の中山寺にいったん納められて時期がくるのを待ったということらしく、その仕事が花山院に引き継がれたということらしい。
****************************************************************************
参考にした書籍:花山院物語(古家安雄著)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする