湯川博士

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「賞を得し湯川博士のいさをしはわが日の本のほこりとぞ思ふ
（昭和天皇、いさをし:功績）」
「湯川さん生まれて今日で一世紀素粒子分野の牽引果たす
（1907.1.23生まれる）」
「博士から『樹』の字拝借した名前われらの時代友に多けり（）」

恋歌#92大口玲子

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「房総へ花摘みにゆきそののちにつきとばさるるやうに別れき（）」
「房総にとって迷惑濡れ衣を着せられたよに彼女は言いし（）」
「ひとことも別れる理由を知らせずに彼は去り行くシャボン玉のように（）」

#93高野公彦

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「ギリシャ悲劇観てゐる君の横がほに舞台の淡きひかり来てをり（高野公彦）」
「演目はなんでもよろし悲劇なら彫刻のごと見入る彼女は
（ギリシャ悲劇をGoogleで）」
「観る位置は光りの届く座席らしあまり前でも歌にそぐわず（）」