そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

続・気になる本

2012年01月11日 | 字余り
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『ザ・クリエイティブマン』について考えている。うまく着地しない。構造・関係・秩序がスッキリとらえられないのである。あれやこれやと考えるがいい考えが浮かばない。
ふと、自分の前にあるものは混沌ではなくてある秩序を持ったものしかないのではないかと、気づく。完全に無秩序はない。
ヘレン・ケラーが水を認識して、世の中にある色々なものを知っていくなかで、頭の中でどんな操作をしていたのだろう。ヘレンの場合、形がなく冷たいものが手に当たっている。サリバンさんが嫌がる私の手を引っ張る、本能的に逃れようとするが、無理やり手のひらを開けて指で手のひらをくすぐる、何度かやり取りする間に野生の感性にヒビが入った。稲妻に打たれたように体が硬直し、ゆっくり硬直を解いていくと別の世界が開けた。必死でポンプを探し、手のひらを宙に広げると、先生は静かにpompとなぞってくれる。世界は一気に広がっていった。
ヘレンが最初に認識したことは、ものには名前があるということ。水というものは掴もうと思っても掴めない。サリバン先生の手より冷たい。水はポンプから飛び出してきたが、部屋に戻って洗面器の水に触れてみると、生暖かく飛び出しても来ない。ポンプの水と洗面器の水は同じようだが、ちょっと違う面も持っている。手のひらに感じる暖かさが水によって違うということも。
【水の構造】
・形を持たない
・温度を持っている。
【水と~との関係】
・ポンプは水を噴き出す
・ボウルは水を蓄えている
【秩序】
・水は地球に存在し人間の喉を潤す
・人間の組成は水分がほとんどである
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万葉集#11.2529-11.2531

2012年01月11日 |  / 万葉集
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「家人は道もしみみに通へども吾(あ)が待つ妹が使来ぬかも(#11.2529)」
「家のもの道までいっぱいいるけれどわが待つ彼女の使いは来ぬかな()」

「あら玉の寸戸キヘが竹垣タケガキ網目よも妹し見えなば吾アレ恋ひめやも(#11.2530)」
「あらたまの粗い竹垣網目から彼女見えたら苦しくないが()」

「我が背子がその名のらじと玉きはる命は捨てつ忘れたまふな(#11.2531)」
「彼の名を言わずと決めた心から命捨てたよ忘れないでね()」
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