そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

5月15日雑感(西行について)

2012年05月16日 | 日めくり帖
5/16
「今日もまた左の肩が詰まりおり早く退社すしかし寄り道(讃岐うどん屋に)」
「坂の上一息すれば野の花の薫り貫く吾の鼻腔に(通勤の道すがら)」
「昨夜降る雨にキラキラ葉桜や紅葉の葉っぱ輝いており()」
「写メ撮らむしていたつつじ峠越し坂の下りになってしまった
(ガレージの上に赤・白・ピンクと植えている)」
「世話をする家人は律儀植える順赤白の間にピンクのツツジ()」
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今取り組んでいる万葉集が終わったら西行の歌に取り組もうと思っている。万葉集が長い道のりで目移りなんかして西行を考えていると、改めて西行論書いている人が多いことに驚く。小林秀雄,村上元三、山折哲雄、白州正子、吉本隆明、辻邦生、嵐山光三郎、高橋英夫、井上靖、塚本邦雄etc.
なぜこんなに西行のことを気にするのか。各々人が西行という存在を自分の内面の鏡にどう映していたのだろう。
今まだ突っ込んだことは考えていないので表面的にしか知らない。西行について『語呂合わせ』しようとするなら自分で質問してそれに答える形にしないと、新たな書き物をする意味がないように思う。そこで自分なりの『西行』について2,3の問いかけを以下にあげてみる。
1.西行にとって出家とは何だったのか。
2.清盛とは北面の武士同士で同僚だったが、互いに触発されることがあったのか、その交流の内容。
3.漂泊の歌人と言われているが何処に何時行ったのか。その漂泊の意味。
4.彼の生きた時代は平安末期、その歴史的背景の概観をせよ。同様に、彼の交わった歴史的人物や影響を受けた人も簡単に記述。
5.『山家集』の解釈をまず最初にやる。歌人としての成果と、他の歌人との比較、連面と続く歌人の中の位置付け。
6.桜との関わりがよく言われるが実際どうだったのか。『西行と桜』、『西行桜』のようなタイトルでまとめる。
etc.
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万葉集#12.2900-12.2902

2012年05月16日 |  / 万葉集
5/16
「我妹子が笑まひ眉引マヨビキ面影にかかりてもとな思ほゆるかも(#12.2900)」
「吾妹子の笑い眉引き面影になって彼女を思ってしまう()」

「あかねさす日の暮れぬればすべを無み千たび嘆きて恋ひつつそ居る(#12.2901)」
「茜さす日が暮れたなら術はなく千回嘆き恋しています()」

「我が恋は夜昼わかず百重なす心し思へばいたもすべ無し(#12.2902)」
「わが恋は昼夜分かたず幾重にも思ってしまいどうしようもない()」
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