読了しました!
下巻は昨日から読み始めたんだけど、
やはり物語の佳境ということで先が気になって
今日はシゴトから帰ってきてからずっと読みふけってしまいました。
北山戦における諸説の解釈、なるほどなぁ、でした!
謎でもある尚巴志の「長男」の存在・解釈も興味深かった。
そして上巻で思っていた本部の印象大逆転(笑)
個人的には攀安知や護佐丸よりも強いインパクト残してくれたわ(笑)
やっぱり北山要のキャラクターですね。
攀安知の最期もなかなか…。
ちょっとニヤリ…(笑)
そしてタイトルに「三国志」という三文字を冠しているだけあって、
中山・北山に属する諸葛孔明ばりの軍師(華人)たちの
頭脳戦、奇策や駆け引きとかがおもしろかった。
他魯毎はちょっとかわいそうだったけど…。
(嘉手志川のエピソードも短いながらもなかなかリアルだったな)
武人として結構非道な面も見せていた巴志様も、
後半は一人の人間としての孤独とか闇を背負った哀愁も漂わせておりました。
尚巴志、思紹、護佐丸、本部に攀安知、
汪応祖、達勃期、他魯毎、島添大里按司、武寧、懐機に王茂、
そしてフィクションキャラの面々。
最初、表紙見て爆笑したんだけど(←失礼(笑))
小説として十分に楽しませていただきました!
コレは、図書館で見かけたら読んでみるといいかもです★
最後に一節紹介しましょう。
人の差というものは、その者が見ているものの差。
それはどこまで見えているのかの差であると言い換えても良い。
だが、それは決して目標などといった種類のものではなかった。
まさに見えているもの、そのものの差なのである。
「琉球三国志(下) P50」
(加藤真司著/歴史群像新書/学研)
歴史ブログ 琉球・沖縄史
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