がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

当サイトの掲載写真・イラスト等の無断転載/無断使用を禁じます

テンペスト行脚~遍照寺跡~

2012年04月12日 | ・『テンペスト』行脚

本日、22:00~ NHK総合(地上波)にて、「テンペスト」再放送です!

20:00にはメイキング番組も放送されるみたいですよ。
(ん?沖縄のみ?)

というわけで、地上波放送を記念して、
ひっさびさの(おお、ちょうど3カ月ぶり!)、テンペスト行脚記事。

今回はこちら。

 

■遍照寺跡■

「さあ、今のうちよ。王子様を連れて逃げて。
末吉の森に遍照寺というお寺があるわ。
そこの住職を頼って。
向家の菩提寺だから私の手紙を見せれば匿ってくれるわ。」

 

真美那は火事のどさくさに紛れて真鶴の背中を押した。

真美那はにっこりと笑った。

「ねえ、もしかして私たち、これが最後の縁かもしれないわね。」

 

 

遍照寺は首里の郊外、末吉の森の中にあった。

原生林に覆われた森は王都の民がもっとも身近に感じる自然である。

 

この森は人を拒んでいるが、流刑地ほど隔絶しているわけではない。

近くにある末吉宮の丘に立つと、紅い王宮の屋根が見える

 

「テンペスト(下) 345-」(池上永一著/角川書店)

 

 

これが遠くから見た末吉の森と末吉宮。

遍照寺はこの末吉宮よりも左下のほうにあります。


今は表示も何もなく、石垣がわずかに残るばかりです。

 

   
今日もご訪問ありがとうございます。
ぽちっとクリック応援お願いします↑

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする