がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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突拍子もない本(笑)

2012年10月10日 | ・和心な本、琉球な本

本日二投目。

今日の沖縄タイムスの文化面記事
『時代を彩った県産本』(BY平山鉄太郎氏)に
『琉球戦国列伝』が紹介されていました

見出しは

カラー歴史本 繚乱
絵・写真満載 楽しく理解


 

「琉球戦国列伝」について、

突拍子もない本


には思わず笑いました(笑)

「琉球歴女」の4文字も出してもらって嬉しいです(笑)わーいヽ(・∀・)ノ

ちなみに「琉球戦国列伝」は読者層(小中高校生)を意識し、
敢えて「マンガ・アニメっぽいイラスト」にしているのです。
(っていうか、そういう画風のワタシを上里さんが拾ってくれたというのが正しい)
正統派な「絵画風・肖像画風」のものはコレまでの本にもありましたので(護佐丸とか尚巴志とか)
もっとサブカル的・エンタメ的なノリにしたかった結果なのですヨ。
でもあまり好みが偏りすぎないよう、一般的に受け入れられる画風にするというのは心がけましたけど。

 

『誰も見たことのない琉球』
(上里隆史著/ボーダーインク)

から、

『絵で解る 琉球王国 歴史と人物』
(JCC出版部)

『ヒストりゅ~ 琉球・沖縄の歴史』
(琉球新報社)

まで、

「『カラー沖縄の歴史』の申し子たち」と評した
カラフルな県産歴史本の紹介。


「カラー沖縄の歴史」は実家にあるな~。
(初版本ではないと思いますが)

懐かしぃ~(^ω^)

 

沖縄は県内で出版・発行される「県産本」がかなり充実しています。
書店にはたいてい「県産本コーナー」があります。
沖縄に観光に来たら書店に行ってみるのもきっと面白い発見があるはず!

県産本フェア、結局行けなかったな…

 

ちなみに沖縄は地域ラジオ局もかなりあります。

 


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写真は今帰仁村文化センター職員のミーちゃん。

コメント (8)
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江洲グスク

2012年10月10日 | ・琉球史散策/第一尚氏

先月の話ですが、沖縄市(失礼、うるま市の間違い)にある
江洲(えす)グスクを散策しました。

江洲グスクは、布里(ふり)が住んでいたといわれているグスク。

尚巴志の六男で尚泰久の兄、
志魯・布里の乱で‘死んだ’あの布里です。

布里の死後、尚泰久の五男・尚武(しょうぶ?)が江洲グスクに移り
按司になったようです。

この尚武は尚泰久の側室、世理休(せりきよ)との子。

百十踏揚(正室腹)や尚徳(宮里阿護母志良礼・みやざとあごもしられ)とも
別の母親になりますです。

※「士族門中家譜」(比嘉朝進著/1997))参照。
でも「沖縄戦国時代の謎(比嘉朝進著/2006)」では江洲村ノロの子と…。

でも、江洲按司が尚武というのは言い伝えの範囲を超えてはいないようで
尚武の子孫である「武氏」の家譜にも「江洲按司=尚武」との明記はないようですが…。
(尚武→唐名・武源明)

石碑には

太宗江洲按司宗祖武源明 つきおやのろ 之陵墓

と。

石碑の裏にあった家系図?のようなもの。

関係を表す部分等が削られてしまっています…。

階段を上ると…

立派なお墓が。

中央の石碑には、

兄えすあんじ之が左

妹つきおやのろ之が右

つまり江洲按司と妹のつきおやのろのお墓。

母せりきよと、3世の座安掟親雲上(ざやすうっちぺーちん)も一緒に葬られているそうです。

周辺にもゆかりのお墓が色々あるようでした。

江洲王時代仲宗根按司之先祖

とか

色々。

それにしても言い伝えであっても
息子たちのゆかりの地やお墓やルーツがこれだけハッキリしているも珍しい。

長男→安次富金橋(あしとみかなはし)
次男→三津葉多武喜(みつばたむき)
三男→尚徳(しょうとく)
四男→八幡加那志(はちまんがなし)
五男→尚武江洲按司(しょうぶえすあじ)


尚泰久の子供たち経由の子孫たちが
たくさんいらっしゃるのも納得ですね。


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