久米島の代表的なグスクは前記事で書いた通り4つになりますが
5つ目を上げるとしたら、というのがコチラ。
塩原(すはら)グスク。
塩原グスクに関する興亡説は残っていないようなのですが、
「沖縄のグスクめぐり」(当真嗣一監修)によると
塩原グスクの按司は女按司!
しかも絶世の美女!!
うーん、これだけでも興味を引くね
その彼女の心を射止めたのが
宇江城グスクの大城按司。
(イケメンと名高い登武那覇グスク按司の笠末若茶良なら尚ドラマ性があったのだが…(笑))
2人は夜になるとグスクの下にある大石の上に
枕を並べて寝ることもあったんだって。
あら、ラブラブ
…というエピソードのある塩原グスク。
久米島博物館でもらったマップでは
城跡登り口があるようなのですが
辿りつけず、時間切れ
(うーん、入る道間違えてたのかな~)
内部には入れず、遠景からのみの撮影となりました。
ちょい残念。
ところで塩原按司にはもう一つエピソードがあって
実はこっちの方が有名らしい。
彼女が海岸に出ると大きなザン(ジュゴン)が寝ていた。
ジュゴンは超高級食材。
彼女は喜こんで、この頭は誰に送ろう、
胴体はどこにあげようと、送り先を家来と話し合って
浮かれていたそうな。
そうこうしているうちに、
ジュゴンは目を覚まし逃げて行ったとな。
ちゃんちゃん
ここから「スハラ按司の取らぬサンミン(計算)」ということわざが残っていて
久米島版の「とらぬ狸の皮算用」ってことらしいです。
でも、ジュゴンをみつけてウキウキしながら
プレゼントする相手のことを考えてる絶世の美女按司って…
単なるマヌケっていうより
なんか、かわいくない?(*^m^*)
まぁ、この言い伝えの按司と美女按司が違う時代の可能性もありなんですけどねー。
「沖縄のグスクめぐり」、「当真嗣一」になってるなー。
「琉球グスク研究」では「當眞嗣一」なのだが。
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