(前回の続き)深夜の富山市内でブラックな一杯を頂いた後はミカンを買いに静岡方面へ向かいます。
今冬はミカンが高くてあまり買えていないのですがミカンの名産地静岡に行けば安いミカンがあるのではないかってことでできれば夜のうちに日本海から太平洋まで日本列島を縦断しておきたい。
GoogleMapで調べたところ約300キロ6~7時間程度と出ていたので出勤ラッシュが始まる前に静岡県に入れそうかな。
いつもならこのままGoogleナビを使うんですが地元ィしか知らないようなほっそい生活道路や川岸、高架道路の脇道みたいな変な道ばかり案内されがちなのでたまには車のカーナビを使ってみようと目的地をセットして出発。
飛騨を抜けてからどこかコンビニあったらコーヒー買おうとしばらく走るもどんどん山道に入っていきコンビニどころか積雪量が凄いことになってきて「飛騨せせらぎ街道」とか表示が出てきて「道の駅パスカル清見」でトイレ借りてその後も進んでいったら多治見市まで連れていかれまして、
あれ多治見とか通るんだっけ?とカーナビ見たら名古屋市内経由でルート設定されててまぁまぁ遠回りだし国道とか走りやすい道路を優先するでもないしカーナビも一長一短であることを実感。とりま多治見で開いてたスタンドでガソリン入れたらもう朝の5時。
このままカーナビの通りに進むと早朝の名古屋市近辺の渋滞に巻き込まれそうなのでナビをGoogleナビにチェンジして豊田市方面に南下。
そろそろ眠くなってきたので下道から行ける鞍ヶ池ハイウェイオアシスで車中泊しようかと伺ってみましたが一般道側駐車場近くの24時間トイレがウォシュレットじゃなくて残念。おそらく高速道路側のトイレと差別化がされているのでしょう。まぁ無課金の人は客じゃないので仕方ない。
そのまま愛知県まで進み新城市の某コンビニで朝7:21コーヒーを購入。ここで力尽きシートを倒して仮眠をとらせていただきます。ここまで写真を撮ってなかった辺りガチで眠気MAXだったことが計り知れます…。
翌朝10:30頃に起床。爆睡してるうちに出勤ラッシュ時間帯が終わっていました。一宿一飯の恩義ではないけれどコンビニでお菓子と飲み物を購入。朝の時とは別の店員さんに交代されてたので「また同じ人来た」と思われずに済んでよかった。(まぁそこまで覚えてないとは思いますが)
コンビニから浜松市三ケ日エリアまでは約一時間で到着。「JAみっかび特産物直売所」に立ち寄りましていろいろな品種・サイズのミカンを物色。
仙台で買うよりは間違いなく安いけどまぁまぁしますね。とりあえず数袋購入。
敷地内に地元スーパー「食鮮館タイヨー三ケ日店」がありましてそちらの果物コーナーも覗いてみましたが大体同じくらいのお値段ですかね。三ケ日の早生がそろそろ終わりで青島みかんが出始めたタイミングだったみたいです。こちらでも数袋を購入。
いつの間にかミカンも高級品になってしまいましたなぁ。なんて思いながら浜松市内をぶらぶらしていたらどこぞの道端にミカンの無人販売所を発見。
おおお何だか滅茶苦茶安いぞ。無農薬だそうで外皮が少し黒ずんでたり汚れてたりしてましたが試食用を一つ頂いたら極甘でびっくり。たんまりとまとめ買いさせて頂きました。
これに味をしめて三ケ日オレンジロードを気まぐれに走っていたらもう一軒無人販売所を発見。こちらは200円ですがそれでも破格です。小さめのものを数袋購入させていただきました。
その後もぐるぐる山間を探し回ってみたのですが結局この2軒しか見つけられず。いやでも2軒だけでも見つけられてよかった。来た甲斐がありました。また来年もこれたらいいな。
さてその後はとりま東京方面に向けて下道を東進。静岡県って東西に長くて結構移動に時間がかかりますね。
実は富士山近くの日帰り温泉に立ち寄りたかったのですが「道の駅富士」に着いた時点で17時過ぎ。辺りが結構暗くなってきたので富士山観光は明日に持ち越しとします。
さてそろそろ夕食にラーメンでも食べておきたいところ。ネットで調べたらトマトラーメンを出している店が沼津と裾野にあるそうでそのうち駐車場のある裾野店の方にいってみます。
静岡県道394号線沿いに「黄金トマトのカル麺 裾野店」が在りました。10年前からあったらしいですが全然知らなかったなぁ。
メニューを拝見。今は味噌系が提供中止になっている模様。普通冬にこそ味噌じゃね?って気もしますがまぁその辺は県民性があるのかもしれません。
一寸びっくり。チーズ入りを頼んだ訳ではないのですが基本メニューでも粉チーズが入ってくる模様。
かねてより「トマトラーメン」にチーズをインするのは卑怯と考えているのですが(だって美味しすぎるから)デフォルトで乗ってくるのなら致し方ないですね…(ニヤリ)
早速のスープですがベースは鶏と香味野菜の清湯らしき味わい。中華というよりコンソメに近いかも。根菜類を煮出したようなベースにトマトがペーストとスープ状で入り加熱されたトマト特有の酸味とたっぷりの旨味をスープに映し出してくれています。
シャバッとした飲み口ながら味わいは濃厚。中央部分のチャーシューの上にはフライドオニオンが添えられて芳しさをプラス。オリーブオイルのまろやかさにバジルが香りこれはもう完全にイタリアンのジャンルのスープに仕上がっているような気がします。
麺は平打ちの中太麺でモチッとした食感のもの。熱でトロけた粉チーズが自慢の自家製麺にしっかりと絡みます。スープとの相性も悪くはないですがもう少しデュラムセモリナっぽい固めの麺でも食べてみたいところ。まぁそれだともはやスープパスタではという話なんですがw
早速のスープですがベースは共通で鶏と野菜の清湯らしき味わいのもの。タマネギが3個分投入されているとの事でチャッツネのような自然な甘みがたっぷりと効いています。バター系のような油脂分が少量香って文字通りオニオングラタンスープのような仕上り。
こちらにもフライドオニオンが乗せられて水菜がシャキッと食感と瑞々しさをプラス。磯海苔が程よい塩味を効かせてラーメンだったことを思い出させてくれるような印象ですね。
共通の平打ち中太麺が入りますがその他にバケットも2切れ添えられておりスープに浸して頂く楽しみ方も出来て一石二鳥な仕掛けになってました。1,200円と強気な値段設定でしたがそれだけのクオリティはありますね。美味いです。
さて「黄金トマトのカル麺 裾野店」ですがどちらのスープにも濃厚さがあってきちんと作られている印象を受けました。変わり種メニューが沢山あって見てるだけでも楽しいですし、次来たらカレー×カルボナーラ風「カレーカルボ麺」を食べてみたいけどトマト×魚介風味「沼津港直送ペスカトーレ麺」も良さそうで悩みます。