仙台ラーメン最強伝説

日々最強を更新♪

らあめん花果山(新潟県上越市)

2016年08月05日 | 新潟県

”立つアザラシ”ジョーに会いたくて、数年前に新潟県上越市にある「水族博物館」に行ったことが有りました。

「立て!立つんだジョー!」

…だからジョーなのかと思ってましたが本当は上越市の”上(じょう)”が名前の由来だらしい。

やベー可愛い。

壁に寄りかかってるジョー

階段に寄りかかってるジョー

…基本的にいつもどこかに寄りかかって過ごしてる気がする(笑)

実はこの半年後に彼は死去してしまったのですが、人間でいうところ100歳くらいのお年寄りだったらしい。

上越市立水族博物館の「立つアザラシ」として有名な「ジョー」が死亡 / icoro

怠けてたのではなくて年寄りで目が見えなくて怪我しないように立っていたのだと後から真実を聞いて納得。怠け者だなんて思って申し訳なかったな…。

そういえばウーパールーパーがやたらじっとしてて動かなかったけどきっと彼にも何か動けない理由が有ったのだろうか。

水族館楽しいすね。

 

 

さて上越で訪れたのは「らあめん花果山(かかざん)

花果山とは孫悟空が誕生した山の名前だそうで、店主がネーミングに込めた願いがメニュー表に書かれておりました。

背脂ラーメン・醤油」750円(写真上)

醤油と塩から醤油を選択。ガラ味あっさりめで豚脂の甘さが旨味のベース。甘めスープに細かく刻まれたネギが薬味を添えます。

醤油ダレは配合控えめで風味を漂わせます。見た目は燕三条系に似てましたが風味は一寸違っていてより動物系が強いスープバランス。

麺は中加水ストレート中細麺。チャーシューは厚めのカット。肉味十分で美味しい。

 

ラーメン・醤油」680円

ガラベースは共通か。油量はほどほど強めですが背脂が乗らない分醤油ダレの旨味の輪郭が見えてきてます。

煮干しと昆布の魚介系がぎゅっと効いていて醤油ダレもコクとミネラルの旨味を含むものを使用。

刻みネギが薬味を添えるのも共通。ネギの量が「背脂ラーメン」より減らしてありますが、それでも薬味がちょっと効き過ぎかな。こちらは青ネギでもよかったかも。

 

写真右はサイドメニュー「餅豚チャーシュー盛り」500円

二種類のチャーシューにネギとモヤシもトッピングされた一皿。チャーシュー絶品、美味しい。

「桜チップの燻製玉子(くん玉)」120円が名物だらしい。頼めば良かった。

 

いつか上越に行った際には再訪して「燻製玉子」をと思っておりましたが惜しくも15年9月に閉店されたらしい。うーんラーメン一期一会。

「花果山」の思い出はジョーと共に。ごちそうさまでした。

(10/06/18)
らあめん花果山/新潟県上越市中央1-13-18

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らーめん勝 燕三条店(新潟県燕市)

2016年08月03日 | 新潟県

日本海に沈む夕陽を眺めた後は、海岸沿いを走る国道402号線を南下して夜ラーメンを頂くため燕三条エリアへ向かいます。

途中新潟を代表する観光スポット「彌彦神社(弥彦神社)」を通過。

こちら「万葉集」にも歌われる由緒ある古社ですが今では縁結びのパワースポットなんだらしい。

ちなみに今まで「やひこ」神社だと思ってましたが正式には「いやひこ」神社と読むとの事。

 

ところで大鳥居がデカ過ぎません?(汗)

月光に照らされる朱色の大鳥居の神々しさに引き止められコンビニに車を停めてデジカメで写真をパシャリ。

暮れゆく空の濃紺色と鳥居の赤とのコントラストに見とれてしまいますね。威厳ある佇まいを見ている内に虚無の境地に近づいていくような気分。

心が空っぽになっていくような気がします。

 

 

燕三条エリアに到着した頃にはすっかり夜になってしまいました。いつしかお腹も空っぽに。

夜中でも燕三条系が食べられる店を探して見つけたのがこちら「らーめん勝(まさる)燕三条店

こちら夜中の25時までやってるらしい。店の看板に秋田八幡平ポーク、北海道産小麦、淡路産玉ねぎ利用と食材の拘りが謳われていて期待が高まります。

 

基本メニュー「ラーメン」680円

背脂チャッチャのスープに刻みタマネギが乗っかる見た目はまさに燕三条系スタイル。やや小さめのドンブリに美味しさの要素がぎっしりと詰まっています。

早速のスープですが、背脂の甘さに煮干しの出汁がしっかりと合わせられてなかなか雰囲気のあるスープ仕上がり。

背脂は細かめ。磯海苔ONな見た目から潤系?と想像しましたが(後で調べたらやはり店長が潤出身だらしい)醤油ダレが濃口醤油主体のようで潤系とはスープが一寸違いますね。より地元老舗の燕三条系に近い醤油の雰囲気が感じられます。

 

合わせられる麺は角切りの太麺でモッチモチな食感。こちら”うどん”に近い食感自体は悪くないのですが、カットが少し綺麗すぎるのが気にかかりました。画一均等過ぎて食感が単調気味かな。

杭州飯店のようなダイナミックな平打ち麺とまではいかなくとも何かもう少し食感に変化が欲しい気分。

手揉みでも機械でもいいので少し縮れを入れた方がより温かみが出ると思われます。

 

チャーシューは柔らかめバラ肉ロールが2枚。メンマはコリコリ食感の楽しい極太で迫力あり。

磯海苔がちょっと変わっていて少し甘めの海苔の佃煮のようでもあり「江戸むらさき」?のような味わいっぽかったり。この「幼なじみ」?が煮干し主体の魚介系スープに一味、磯の香りを加えてくれてます。

柚子が隠し味でスープ中に潜んでました。新しいなあ。

四の五の言いながら結局スープまでしっかりと完食。旨いです。

 

燕三条エリアに根付く醤油の風味を生かしながら時代に合わせてスタイリッシュに整えられた新しい燕三条系の一杯。

22時を過ぎても学生や仕事帰りの若い客で賑わいがあり一寸居酒屋っぽく使われている模様で地元に支持されてますね。駅前エリアなのに駐車場も有りますし25時まで営業しているってのも良い。飲みの後に燕三条系ラーメンを頂くのって何気に贅沢すね。今晩車中泊じゃなければ飲みたかったなあ(^^

(16/06/17)
らーめん勝 燕三条店/新潟県燕市井土巻3-96

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こまどり(新潟県新潟市)

2016年08月01日 | 新潟県

日本海に沈む夕陽が観たくなり急遽会社を○○して新潟へ。

朝仙台を出た時はやや愚図ついた天気でしたが予め新潟の天気予報は下調べ済み。国道113号をひたすら西進し山形県小国町を通る頃にはすっかり晴れてご機嫌なドライブ日和となりました。

夕方前には新潟市に到着。新潟市からだと佐渡島に沈む夕陽を眺める事が出来る筈…でしたが、

残念ながら快晴とはいかず海岸線には雲がかかってしまい佐渡島を望むことはかなわず。

一瞬雲の合間から丸い夕陽をファインダーに収める事が出来たのでこれで十分。

車のシートを倒し窓を全開にして海風を楽しみながら、辺りが暗くなるまでしばしのんびりと薄暮の進みようを眺めて一休み。まだ夏になる前の風は心地よくドライブの疲れを癒してくれます。

 

 

そして新潟ドライブもう一つの目的は美味しいラーメンを食べる事。

4大ラーメンとも5大ラーメンとも言われる新潟ご当地ラーメンの1つに「巻町系割りスープ付き濃厚味噌ラーメン」ってのが有りまして、こちらは濃厚な味噌ラーメンを別丼で提供される割りスープで調整しながら食するという独特なスタイル。

以前「東横 寺尾店@新潟市」(店名クリックで過去記事へ)で食したことが有りましたが、元々は旧・巻町にあります今回の「こまどり」が発祥店。

# 漫画「ラーメン発見伝」では店名が「ひよどり」ってなってましたっけね。

 

今回いよいよ「こまどり」初訪です。

メニューを見ると様々な味噌ラーメンのバリエーションが有って麺のタイプが3種有る旨の記載がされてます。

「割りスープ」が付かないメニューも有るとの事なので、あれこれ冒険せずにベーシック&シンプルなこちらをオーダー

味噌ラーメン」760円

すり鉢スタイルのドンブリで提供されるのが「巻町系新潟濃厚味噌」の様式美との事。

まずは濃厚な味噌スープを一口。スープベースは豚骨と鶏ガラの合わせでサラリとして脂量も控えめで品よく動物系の旨味を湛えています。

野菜は炒めで乗っかり見た目よりもボリューム有り。シャキシャキと食感も良く、野菜の甘味を存分にスープに溶かし込んでいます。

濃厚なのは味噌ダレ。長野県産の味噌3種をブレンドされたもので赤味噌主体。豆の香りが高く立っており芳ばしさが鼻腔をくすぐります。

「割りスープ」ありきのバランスなので味噌の配合が強めで一般の味噌ラーメンよりややしょっぱめ。一味でナチュラルにピリ辛で仕立ててあり動物系のベースとしっかりと馴染んでこれは美味しい。

 

濃厚とは言え”しょっぱ口”の自分にはこれ位でむしろ丁度良い感じですが…、

これなら「割りスープ」無くても良いんじゃない?いえいえ…

さてその「割りスープ」ですが見た目清湯かなと想像しながら一口頂くと…、予想外れて煮干し系の魚介の味わいのスープになっている模様。

この割りスープを濃厚味噌スープに追加しますと・・・

一気に旨味が2~3段階アップしたような印象。おおおこれは良い。これが完成形「こまどり濃厚味噌スープ」って事ですね(^^

濃厚と聞くと動物系のドロドロ感や白濁豚骨の濃さをイメージしてしまいますが、こちらの濃厚さはあくまでも味噌ダレ&野菜の旨味の強さを指していると思われます。

ブレンド味噌の高い香ばしさに、野菜の旨味と魚介系の旨味が重なり自然素材の旨味のハーモニーで頂く趣向とお見受けしました。

麺はストレート太麺でもっちりとした食感。スープとのマッチングも上々。

卓上のオリジナルラー油?辛味調味料やすりおろしニンニクをお好みでプラスしても良し。特にニンニクはこちらのナチュラルスープに絶妙にマッチします。

野菜が多くてスープ総量も多め。結構お腹一杯になりながら無事完食。

 

食事が終わって店を出ましたら広い駐車場に続々と新潟ナンバーの車が入ってきまして地元客の支持も厚い模様。休日には行列も出来るとの事で店先には椅子が用意されてました。緑の公衆電話では「ラーメン食べたら帰るから」って家族に電話とかするんですかね(^^ 頼まれて?貼られた演歌歌手のポスターも味わい深い。

「巻町系割りスープ付き濃厚味噌ラーメン」の伝統を感じる一杯。ごちそうさまでした。

(16/06/17)
こまどり/新潟県新潟市西蒲区竹野町2454-1

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