水を汲む老婆

2022年08月11日 17時05分38秒 | コメディのかけら
朝、犬の散歩の途中に通りかかった児童公園の水道で、
老婆がペットボトルに水を汲んでいた。
2リットルのペットボトル2本に。

その姿を見た時、
20年ほど前のある光景を思い出した。

当時、三軒茶屋に古い公営団地があった。
取り壊しが決まっており、
住民の大半はすでに退去、
残っているのは老人ばかりだった。

明け方まで飲んだ帰り、
団地の前を通りかかると、
外の水道で老婆が野菜を洗っていた。

水道代を節約するためだろう。

噂では、
その団地の住民の中には、
電気やガスを止められている者もいるということだった。

今日、水を汲んでた老婆も、
同じように水道代を節約しようとしているのか。

水を汲み終えた老婆は、
ペットボトルを抱えると、
公園の眼の前にある二階建ての一戸建てに入っていった。

え。
そこが家?

貧困で水道代を惜しんでいたのではなく、
単にケチなだけなのか。

真相はわからない。




2022年8月10日の備忘録(”たま”を聴く/フィリピン料理を食べる)

2022年08月11日 08時03分45秒 | 日々のかけら


Aug.10(Wed.)

■今日という日。

ギリギリまで粘って宿題を整えて、送信。

11時半、オンライン会議。今週は会議の雰囲気よく。やはり総合演出氏の塩梅に依るところが大きい。

『麺匠 億』で冷やし煮干しラーメン。いったいどんな味かと身構えたが、美味しかった。途中で酢や自家製ラー油を入れて味変するのが良さそうだ。今夏、もう一度食べそうな気がする。



100円ショップ、書店と巡って帰還。暑くてぐったりする。

夕方になって、ようやく明日書く台本のメモ作りを始める。BGMは“たま”。『「たま」という船に乗っていた』を読んだ影響。

”たま”を初めて聴いたのはナゴムレコードのオムニバス『おまつり』だった。当時はアナログ盤で、新宿の貸しレコード屋で借りた。紀伊國屋書店前の地下にあった店だ。インディーズが充実している店で、貴重な存在だった。当時、僕は川崎の実家に住んでいたから、わざわざ新宿まで借りて、そして返しに行った。今では考えられない熱意だ。


夜は家人(大)と千歳船橋の『アミーズロティサリーチキン』へ。食事で旅する、今回はフィリピン。昼食には何度か来たことがあるが、夕食は初めて。どの料理にも酸味があって、蒸し暑い夜にはピッタリだった。