山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

すずめのお宿

2007-02-06 | めぐる季節と自然
わが事務所は南向きでとても日当たりがいい。この季節でも日中はストーブが要らないばかりか、暑くさえある。去年まで自宅で仕事をしていたときには寒くて仕方なかった。太陽の光がこんなにもありがたいものだということに今更ながら気づく。
窓の下の南向き法面にまだ若いニセアカシアと、その下にススキが生えている。今の時期だから平成枯れススキである。ニセアカシアとススキのつくるやぶに毎日スズメが鈴なりになっている。初めは何か餌を捜しているのかと思っていたが、ただそこですごしているだけである。ただキョロキョロして留まっている。ひまつぶしみたい。見ている私も結構ひまなのか。私が窓の内側で動くと、驚いて移動するけど、すぐにまた帰ってくる。そのうち一羽が飛び立ったかと思うとみんな一斉についていって、近くの電線にずらりと並ぶ。最初に飛び立つ一羽はいつも同じ一羽なんだろうか。遅れて飛び立つみんなは、いかにもつられてついていくという感じ。群集心理というの? 何考えてるのか、考えてないのか。冬なのでふくらんでいてかわいい。
日向ぼっこをしているのかと思ったが、これも違う。なぜなら、雪の日も、雪に降られながら寒そうにじーーっと留まっていたから。どこかの屋根の下にでも行けばよさそうだけど、全然気にせず雪に降られていた。
そのとき気づいた。これってスズメのお宿なの?と。
ヤフーでスズメと検索してみたら、麻雀ネタばかり出てきた。勝手に気をきかせてあいまい検索しないでほしい。
そして、スズメのお宿っていうのは常緑樹の陰なんかにあるらしい。
じゃあうちの前のは、スズメの休憩所なの?
不思議だけど、毎日楽しいスズメの群れ。
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