ただ一つだけ、うどんを陶器のどんぶりで出している店があった。お店のご主人に聞くと、「多少は経費はかかるけど、どんぶりの方があったかい感じがするから」とのことだった。このお店は秋田のものばかり売っていた。あきたこまちの手作りおにぎりなども100円で。いい感じです。
昨日から今日にかけ、雪が舞った。やっぱりこんな日が冬のうちに数回ないと、納得できない。
十和田湖冬物語では飲食店がたくさん入っている大きなテントがある。寒いのでみんなこの中に集まり、メイン会場のよう。きりたんぽだとか、比内地鶏のお味噌汁だとか、誘惑が多い場所である。
先日も書いたように、ここでなければできない、という要素はほとんどなく、どこでやっても同じである。このイベントは開始以来、広告代理店から出される企画は毎年同じだということで、こういうお店屋さんはやはりありがたいしイベントに無くてはならないものだろうが、この中では使っている食器がほぼすべて使い捨てであるのを見れば、時代のニーズを考えず開始当時の勢いにあぐらをかいていることがすぐ分かる。24日間にわたりこれだけ大勢の人が来れば、その量は大変なものである。きりたんぽなどに使う串はほとんど割り箸で代用していた。もちろん外材のものだろう。
国立公園の中で、こんなエコじゃないイベントに何も感じない広告代理店のセンスはどうなっているんだろう。てか、毎年同じことをやっていれば楽だしもうかるし。あるいは、そこにお店を出している人が使い捨てにしたがっているということもあるかもしれない。
でも十和田湖には、自然が豊かな国立公園てこと以外アピールできるところはないんだから、どこででもやれることをやっていればそのうちお客さんに見捨てられるかもしれない。