山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

春の日本の山里を誇りに思う

2010-04-08 | 山里
一昨日はとてもいい天気で、この春最高の美しさの日だと思われました。
近くに旧中山道が通っていてよくリュックサックを背負ったウォーキングの人が歩いているのですが、昨日は、欧米からの外人さんの15人ぐらいのグループが歩いていました。
中津川駅でも背の高い2人組の若い白人の人がバスを探していました。
中津川駅は宿場の馬籠・妻籠への入り口になるので、たぶんそこへ行くのでしょう。
なんでも、「死ぬまでに一度は訪れたい世界の名所」とかなんとかいうガイドブックに、日本唯一(だったか?)妻籠が紹介されているそうです。

円は高いわ、言葉は通じないわで、外国からの旅行者には決してやさしくない日本にわざわざ来るなんて、よほど日本に惹かれてるってことなのでしょうか。
うれしいものです。

中津川から馬籠にかけては、だんだん田んぼや畑の間に間に、桜や桃や水仙や、シデコブシやハナノキや、色とりどりの花が咲き乱れ、きれいに手入れされた屋敷と周りの庭があり、外国の人たちはきっと日本の美しさを知ってくれるだろうと思います。
そういう日本をかなり誇りに思います。


日本の田舎の春の風景には水仙が桜と同等の大事な役割をしていると思います。
ときどきはっとするような鮮やかな菜の花畑があります。昔はたくさんあったのでしょうが、今では菜種油を採ることもないので、すっかり少なくなりました。
代わりに水仙が黄色い色を添えているのです。
ピンク+黄色 でなければ、春らしくありません。

ずっと寒かったので、昨日はやっと春が来たと感じられるような日でした。

写真は、農家の玄関に至るアプローチの水仙。