山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

秋のまむし話

2010-09-18 | 山里
今日は楽しい一日でした~~!

お昼から畑で草取り、途中で不動滝でお昼、3時すぎまで草取りして、
ナオシさんとユキコさんの家でゆんたくして、
帰りにまた不動滝でまち子さんとカボチャについて語り合い、
夕方から、2年ぶりに中学校の同級生に会ってゴハン&お茶でした。
気分は上昇中だし。


久しぶりの畑。
今日はほんと、必死でガシガシ草を刈りまくって汗だく。
もう一息、ファイトー! 一発~~!と
自分で自分を励ましながら、一生懸命はたらきました。
車の前で片付けてたら、ナオシさんが通り過ぎてから戻ってきて、
「清藤さん、まんじゅうやるわ」って、白いおまんじゅうを2個くれた。

ユキコさんが家にいるというので、寄ると、いきなり、
「ああ、清藤さん、まんじゅうあげるわ」って1個さしだす。
そのおまんじゅう、さっきナオシさんにもらったっ
と辞退しました。
ナオシさんがユキコさんに持って帰ったのを、私にくれようとしたみたい。

顔を見るなり、夫婦そろって「まんじゅうやるわ」って
ほんと山里の人、やさしすぎませんか……?


ユキコさんに畑の報告をする。
冷たい麦茶、手酌で飲み放題にしてくれて、
手作りの栗きんとんを出してくれた。
おいしかった~。
もう栗の季節が来てるんですね。

話してたらナオシさんもやってきて、
鳥屋の話からマムシの話になった。
それが面白くて面白くて。

E子が不動滝で生きたマムシを買って、焼酎漬けをフミオさんに委託してることも
ナオシさん、知ってました(7月末の記事参照)。さすが、山里の伝達力!
焼酎漬けは臭いけど、ウイスキーに漬ければ全然臭くないそうです。

で……

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マムシはよう、これからの、秋のマムシが一番いいんやわ。
一番毒がある。そのかわり獰猛だわ。腹に子を持っとる。

昔俺のツレが大きいふっといマムシうちぃ持ってきてさぁ、
俺、「これどえらい太いで絶対腹に子がおる」って言って、
ほんなら見てみよまいってって、
腹割いてみたわけよ。
ほうしたらさぁ、出~てくる出てくる! ちい~さい子が8匹ぐらい出てきてさぁ、
それが初めはじーっと動かんでおったわけよ。そのうちに、ピクっと動き出いてさぁ、
ほんで俺、手でつまんで、次から次へと、ビンに入れよったのよ。
ほうしたら、かまれてさぁ。
だけど、どうもなかったのよ。
あれ、初めは毒がないとみえるな。
草やら虫やらいろいろ食べて大きくなるうちに、
毒ができてくるんやて。

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以上、ナオシさんのマムシへの鋭い洞察でした。


山里の人はマムシがいるとつかまえて
友だちに見せびらかしにいくようですね。
楽しい暮らしです。