こちらの家でも見つけました。手作りのほうき。(昨日の記事参照)
穂先がやわらかそうでいい感じです。
小屋に焚き木がストックしてあって、
その前の七輪で魚を焼いています。
小値賀島ではまだまだ薪炭利用が盛ん(2005年のこと)。
回りの山々で手に入るものをエネルギー源にするって、基本ですよね。
本当は。生きる上で。
今、都会では何かを燃やす場所もありません。密集しすぎです。
山里の昔の話を聞いていて、ガスが入ってきた頃のことを聞くと、
ガスはあっても、焚き木も併用して、できるだけお金を使うことを避けようとした様子がうかがえます。
今でも山里のお年寄りは、お金を使うということを特別なこととして捉えています。
高度成長後に育った私の世代は、モノをお金で買うというのが普通のことなのですが
その前の時代は違っていたということ。これは本当に大きな違いです。
それを、
最近は「買った暮らし」だね。
という言葉で言い表している地域があった。その言葉が心に残っています。
写真/長崎県小値賀島(2005年)
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