今朝は明るい日が差しています。
写真は、長崎県納島の石積み。
石積みは地域によって当然のことながら石の形が違います。
ここの石は角が取れているだけでなく平らですね。
石のあるところでは、日本だけでなく、土木や建築に大いに利用してきました。
マチュピチュの遺跡、万里の長城、カッパドキア、ボルブドゥール、アンコールワット、などなど。日本では有名な石の遺跡は少ないですが、マチュピチュを連想するような石で固められたような集落は山間部にかなり多くあります。
田畑や集落では、開墾して石が出てくればやり場もないので使うしかなかったということもあります。
石というのは腐らないので、捨ててどうなるというものでもないのです。
昔知り合いの石彫家が、あちこちで石でモニュメントなんかを作るけど、一旦作ったら永久に残ってしまうので、安易に作ったところでは、いらなくなったモニュメントのやり場がなくて困っていると話していました。
石は多すぎると邪魔ですが、ないと困るもので、石の多い村ですら、石積みをするときのために、手ごろな石を見つけるともってきて集めておいたといいます。
写真/長崎県納島(2005年)
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