山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

ホトトギス初鳴き

2013-05-17 | めぐる季節と自然

今日の夕方、突然、ホトトギスが啼きました!

昨年の記事を調べたら、6月1日に到来しています。
ウツギの花も今年より遅かったよう。

山では今、ウツギが満開、ちょっと過ぎたぐらいです。

ホトトギスの来る季節は、とりわけ光が強く、景色が輝いているように感じます。
真夏の光も強いけれど緑の色が暗くくすんでいる分だけ、
今の時期の方が輝いて見えるのかもしれない。
先日テレビで、5月の光と7月や8月の光は違うと言っていた。

いずれにしても、ホトトギスの声も、緑の色も、つややかで
おめでたいのです。

写真/長野県泰阜村 前の記事の、オレンジ色の花畑の反対側。下に天竜川、向こう岸の斜面にも集落が見える。

この記事気に入ったらクリックを↓ 
にほんブログ村へ

山里にオレンジ色の花畑

2013-05-17 | 山里

長野県、天竜川ぞいでは、急な斜面にポツポツと集落が切り拓かれている。
3軒、5軒、多くて10軒といった小さなまとまりで家がある。
車を走らせていると、急に集落が開けてびっくりしたりホッとしたりする。
そんな山の村にさしかかったとき、鮮やかなオレンジ色が目に飛び込んできた。
もう畑として作物を作る必要もなくなったのだろう、
荒地にしておいても仕方ないので、花好きの家人が種を蒔いて増やしたのだと思う。
観光地でもないので、ここを通りかかるのはこの集落に用のある人と、時折役場へ行くのに通り抜ける村人ぐらいだろう。
少なくとも私は1台の車とも出会わなかった。

家の人が楽しむため、そして、少しでも人の目を楽しませられれば、という思いが
伝わってきて、心があたたまる。これだけの畑を管理するのは大変なこと。
花は、花菱草というケシ科の植物。
私が小学校3年生ぐらいのとき、1坪ほどの自分の花壇に育てていた想い出深い花。
あのころはまだほかでは見ない珍しい花だった。

この花畑の横、家を取り巻くところには、まだ咲いていないけれど
バラやら芍薬やら、たくさんの花が植えられていた。
1カ月ぐらい後にまた来て、見てみたいと思った。

長野県泰阜村で。


このところ南信地方ととても縁があって、
この1週間の間に、4回も出かけて、うろうろぐるぐる回っている。


この記事気に入ったらクリックを↓ 
にほんブログ村へ