山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

真鍋島 日持ちのする寒菊

2010-12-26 | 
真鍋島の寒菊栽培が廃れたのは15年ぐらい前だと。
畑の手入れをしていた女性に聞きました。
沖縄などから安い菊が入ってきて、真鍋島の菊が価格競争に負けたらしいです。
それからはっさく(甘夏? 夏みかん?)などの柑橘栽培に変えたところもあるけど、それも今はほとんどやっていません。

けれども真鍋島の寒菊は日持ちがいいことで喜ばれているそうです。
昔お正月前に花屋さんで菊を買ったら、2カ月ぐらいしてもまだピンピンしていて
やや困ってしまったことを思い出しました(真鍋島の菊かどうかは知らないけど)。
いくらなんでも違う花に変えたいと思うのだけど
まだまだ元気だものだから、ずっと飾っていた。
もともと菊は日持ちのいい花ですが、
真鍋島の人はそれを誇りに栽培していたようです。

資料をあたると、観賞用の菊ではなく、除虫菊をたくさん育てていたとも書かれています。今日本で除虫菊を仕事として育てているところはないと聞いています。
蚊取り線香は除虫成分を人工的に作ったものだし、
まれに自然のものがあっても、中国からの輸入らしいです。
なので、除虫菊畑というのを一度見てみたいと思います。

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