山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

野麦峠は花の宝庫

2006-06-12 | 植物
野麦峠は亜高山帯に属し、シラビソの林がよく保存されています。針葉樹の宝庫で、トウヒ、ウラジロモミ、コメツガ、クロベ、リュウキュウマツ、サワラかヒノキ(間近に見ていないので分かりません)が自生、植栽ではイチイ、カラマツ、ドイツトウヒ、ヒノキがあります。

針葉樹は一見どれも同じように見えますが、枝で見分けをしているうちに結構はまります。よく似たモミとツガですが、ツガにはしっかり葉柄があります。

野麦峠が面白いのは、シラビソ林、サワグルミやブナの広葉樹林、人工林とくっきり分かれていることです。変化が楽しめます。林床の植物も変わります。
私が好きなのはサワグルミの林立する崩れそうなところ。絵に描いたように美しい森林です。

また、針葉樹が切り株から更新している様子がよく分かります。多くが根上がりになっています。こんな切り株にはカエデの仲間も一緒にいました。

いつ行っても花の多いところで、全く飽きません。マイヅルソウは本当に多く切れ目がありません。
エンレイソウも鎌で刈るほどあります。ツバメオモト、サンカヨウはいつも仲良く一緒にいます。

野麦集落側に下ると、タチカメバソウやオドリコソウ、ラショウモンカズラが豊富です。書いているときりがありません。参加者の皆さんも、花を見るのに目が回るほど忙しそうでした。

この日のバスガイドさんがベテランで、プロを感じさせるすばらしい方でした。細かいことによく気が付き、こちらが気を使わなくていい雰囲気を作ってくれました。

ところで、このブログは誰にも宣伝していないのに、なぜか毎日閲覧者がいます。一体どんな人が見るのでしょうか。

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