
鎌で指切った。
鎌が切れない証拠だとも言えるけど。
石のはざまから生えているススキを刈ろうとして鎌を縦に使ったら
すべって人差し指の関節に刃が当たって。
見事な初歩的ミス。
関節がスパッと割れちゃってオロナイン塗ってからバンドエイドで留めておいたけど
夜になって指がはれてきました。
ふと、木祖村で買った「熊の脂」があることを思い出す。
いかにも効きそう。
で、念のため、木祖村の清水さん(水木沢の番人でもある)に電話して
「熊の脂、傷に効きますか」と聞いたら
「あまりよくねえな」
と言われてしまった。
熊の脂は打ち身なんかによく効くらしい。傷はダメだって。がっかり。
でも聞いてよかった。
傷を貼り合わせる糊がほしい。きっと病院には医療用糊ってあるんだろう。
割れたところ、互い違いにならずにうまくくっつくことを祈る。
絆創膏で留めようと思ったら、いくつもあったはずの絆創膏がなぜか1つもない。
仕方ないのでクラフト用のテープで留めた。
この程度の切り傷、昔の人だったら、気にする暇もなく仕事を続けるだろう。
私は昔の人にはなれない。今のヤワな人です。
今日はもう一つ、「これだから田舎はイヤなのよ!」と思う出来事があり。
ずいぶん田舎に慣れて田舎の人になっている私だけど、時々頭に来ることがあるとそう思う。田舎の人になりきれない。
指の傷のせいで、いつものように機関銃のような、いや、渓谷の急流のようなスピードでキーボードが打てない。
それしか取り柄ないのに……。
朝目が覚めたら雨がザーザー降っていた。久しぶりに、そんな降り方。小雨でもなく、どしゃ降りでもない、ザーザー降り。
雨の音を楽しんでいたけれど、起きてテレビをつけたら、各地大雨で大変なことになっていた。電車は止まっているし。
今年の雨、山間地の山崩れよりも、平地の洪水的被害が目立つ。
日本、災害ばかりの国だと思えてきた。
自然の脅威の中をかいくぐって生きていく技と知恵を磨かないといけない。
夜道を歩きながら音を聴いていた。
ウシガエル。水の流れの音。虫の音。小さなカエルが田んぼに飛び込む音。飛行機。
昼間はツクツクボーシが鳴いていました。
写真/オトコエシ。測ったように直角に(十字に)出ている花穂に感心する。
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