ついこの間までサクラだのシデコブシだのを追いかけていたと思ったら、もうあと半月もすれば梅雨に入る。そうすれば私の好きなヒグラシも鳴きだすだろう。九州では今日大雨だとか。
よくよく思い出してみれば、カザグルマやら、ヒトツバタゴやらも追いかけてみたりしていた。
今、山は緑に覆われ、コナラとアベマキが白い葉裏を返している。ホオノキの花が真っ盛りから終わりかけ。ことしは朴の花が目立つ。よく咲いている。
つまり、緑と白の季節。こんな色はかんかん照りよりも曇りや雨がよく似合う。田んぼでは魚たちが産卵し、カエルが鳴いている。雨の日はいい。気持ちが休まる。6月は潤いと命の季節。