山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

「ふりかけのイノチとは」講義

2009-10-20 | あちこちの特産品
これまでにさまざまなふりかけを食してきたわたくしです。
幼少のころは、のりたまと、かつおのりしかない時代が続きました。続いてすきやきふりかけ、その後に、たらこふりかけが現れました。しかし、依然として種類は少ないものでした。
ちなみに私はのりたま派、兄はかつおのり派でした。

最近では次から次へと、無数のふりかけが販売されるようになり、名前を覚えることも困難な状況にあります。
いろいろ食べてみて私が出した結論は、
「ふりかけのイノチはカリカリ感」です。
どんなに味が良くても、ふんわりした御飯にカリカリ食感を加えて互いに引き立てあうのが、ふりかけの役割だと思います。

御飯の友、カリカリしてて、さすがです。

ちなみに、文章のイノチはリズムだと思います。


少々つかれていますわたくしです。

元祖ふりかけ 熊本発 御飯の友

2009-10-20 | あちこちの特産品
今日ショーコさんが仕事を手伝いにきまして
「御飯の友」を「これが元祖ふりかけ」と見せたところ
九州人はいろんなもの元祖にしたがるんじゃないのー?
なんていうので
この熊本のふりかけが元祖だと聞き関心していた私は
簡単に信じちゃいけないのかー
などと思っていたところ
くしくもさきほど、ネットで、その話題を発見。
なんというタイミングでしょう。

御飯の友は、大正時代にできたそうです。
すごいです。やっぱり元祖のようです。
参照ページ
http://r25.jp/b/column/a/column_details/id/110000007170

ショーコさんはおいしいといいながら食べてました。

パダンの地震 サモアの津波

2009-10-16 | 山里
9月末、サモアでツナミがあったので心配しているうちに、パダンで地震の知らせ。
どちらも行ったことがあるところ。
パダンはわずか10カ月前に。

親切にしてくれたなつかしい人たちに、なにかできることはないのかと思う。
が、連絡はとれない。

パダンのことはこのブログの今年3月29日の記事に書いている。
http://blog.goo.ne.jp/yamazatobunka/e/a45cc3e360904ce4e40035429631da80

熊本 半月型のからしれんこん 甚句亭で

2009-10-13 | あちこちの特産品
熊本、水前寺でなぜ甚句亭に行ったかというと、お店の前に「郷土料理」と書いてあったから。で、メニューがないに等しいこのお店で
「地元っぽいものください」というと、
「よっしゃ、じゃあ馬刺しいこか~」と。
「ダメダメお肉ダメ、からしれんこんないですかー」というと
「ゴメン、ない~」というやいなや、買いに行ってくれたのでした。

普通は丸い。ここのは半月。
でもって、熊本のからしれんこんも輸入れんこんのが多いのだが、これは熊本産だそう。
外側の皮はウコンで黄色くしてある。
なぜなのか、謎はひとつぐらい、そっとしておきましょう。

ひともじのぐるぐる 熊本水前寺の甚句亭にて

2009-10-12 | ネギの仲間 アサツキ・ラッキョウ・ノビル・ヒトモジ…
ひともじのぐるぐる、という料理。
ひともじとは、わけぎに似た野菜で、
共通語に翻訳はできません。この名前しかないということ。

ちなみに、ふたもじはニラのこと。これは翻訳できる。

ひともじの味はわけぎ的でした。
熊本の人たちは、ひともじを共通語にするとどうなるか
わけぎだ、あさつきだ、万能ネギだ、のびるだ、と言い合っていましたが
結局そのどれにも訳せず、ひともじはひともじだ、ということに落ち着きました。
でもって、ものすごくおいしかった。
色も最高にゆであがってました。

もじ、というのは平安時代の宮廷言葉。クロモジも同じです。

あまりにも出張が多く、大変なので、今回の熊本はなかばあきらめていましたが、頑張って行ってよかった。
収穫がありすぎるぐらいあり、めちゃくちゃ楽しいたびでした。
その半分は、甚句亭のおかげ。

楽しくて深いご主人がやってます。
農と食の話をしだしたらとまりません。

偶然見つけたお店なのに、なんだか導かれていってしまったような気がします。

甚句亭は、水前寺駅南口から西に3分、ホテルスローの真向かいにあります。
オススメのお店です。

元祖ふりかけ 熊本の「御飯の友」

2009-10-12 | なんとなく報告
熊本はふりかけ発祥の地だそうです。知らなかった。

ご幼少の頃、ふりかけときゅうりを食べて育ったわたくしとしては、捨てておけない話であります。
なんでも、丸美屋ののりたまができる前、日本で初めて発売されたふりかけが、熊本の「御飯の友」だったそうです。

道の駅で、いろいろなふりかけを見つけ、おおよろこびで買ってきました。
おいしそうでわくわくします。

紅葉の上野村 まだ暑い熊本

2009-10-12 | めぐる季節と自然
熊本に行ってきました。
帰ってきて、名古屋駅も、中津川も、寒いこと寒いこと。
3日間持ち歩いていた毛糸のカーディガンとマフラーを、帰ってきて駅から自宅まで歩くのに、初めて使うことに。

やはり一応南方だと、ずいぶんあたたかいものです。

先週行っていた群馬県では、もう紅葉がどしどし始まっていました。

上野村 急傾斜地の集落

2009-10-06 | 山里
群馬県上野村は、下仁田に近く、かつては養蚕、こんにゃくづくりで栄えた村です。
かんな川ぞいの中州的段丘上に多くの家が密集していますが、支流の奥深くに、忽然と現れる急傾斜地の集落がいくつかあります。

白い三枚網

2009-10-04 | 
港の横のガードレールに干されていた三枚網。
魚網って、ほんとにきれいだと思う。
魚網があると、すぐ写真撮ってしまう。

篠島 シラス船の帰還

2009-10-03 | 
次から次へと帰ってくるシラス船。

地元の人には見慣れた光景でしょうが
私には感動的でした。ドラマでした。
人の生きる姿を感じました。

しかし、私なんかが何を言っても、漁師さんには怒られそうな気がしています。
生易しくないのです。


てか、感無量だったのは、なかなかシラスの撮影ができなくて、やっとできたからか??

篠島 生のシラス

2009-10-02 | 
シラスはカタクチイワシの稚魚。
生のシラスはいかにも新鮮です。透明で、光ってます。

こんな魚がいくらでも湧いてくる海というのは、すごいところです。

海に限らず、タネから大量の葉を生産する大地も。
自然というのは人間のエサ生成場です。
破壊すると人間のエサがなくなります。

シラス漁で活気ある篠島 シラスの入札

2009-10-01 | 
愛知県篠島。
港に着いたシラスを買い付ける人たち。
シラスの加工場はシラス卸場のすぐ横に広がっている。篠島では加工場を納屋と呼ぶ。すぐ横にあるから、ここで買い付けられたシラスは、速攻加工場に入ってゆでて乾燥させられ、その日のうちに製品になってしまう。そうじゃないと、鮮度が落ちてしまう。
だから、シラスが船から降ろされてから、買い付け、加工場までの工程は、ものすごい勢い。みんなわき目も振らずシラスを動かしている。
グレーの服の後姿の人が、漁協の人。
周りにいるのが買い付けの人で、自分の思う値段を札に書いて、漁協の人に渡す。
決まった値段の札が、ケースに差し込まれていく。
縦に重ねられたケース1列ごとにこれを繰り返し、このケースの山は延々と次から次へと新しく積まれていくのである。

みんなシラスをパッと手の上に乗せ、一瞬にして値段を決めていく。
「どういうシラスがいいシラス?」と聞いたら
「結構なシラスがいいんだ!」と言われた。

とにかく、手に乗せてみないとダメらしい。