朝のテレビ小説「虎に翼」には、主役裁判官である寅子と子の女児そして弟、戦死した兄の妻花江ちゃんその二人の男児、計6人が同居している。寅子の収入で家計は支えられている。忙しく仕事する寅子に新潟への転勤内示がある。
日常における家庭での立場は寅子が主人で、花江ちゃんが主婦。4人の子どもがいるに似ている。子供たちは、花江ちゃんの前では自分が気兼ねなく自分でいられる。しかし寅子の前では自分を飾り良い子でいようとする。一緒にいる時間は短いからその間だけ我慢すればよいと。寅子も子供たちの表面だけを見て「もう少し頑張れば85点が100点になるよ。見直しておこうね」と。事実は「子が35点に手を加えて、85点にして」、見せていた。内容を少し見れば見抜けるその事を、見抜けず「見直しておこうね」「はい」と場面を終わらせた。
沖縄の公衆衛生看護婦(公衛婦)のことがプロジェクトXで、7月13日放送されていた。戦後間もなくの時期に沖縄にある多くの島には感染症が流行した。小さな島の中での感染ストップを導くことはとても難しいこと。それを公衛婦が島内を歩き回り地道に、沸騰水に3分間保持して除菌する技術でストップしたと。ある公衛婦の3人の子供さんは母の努力する背中を見ながら育ち、ひとりの医者になった子はアメリカで極貧な患者に無報酬で治療を施すこともあるとあった。
親は子供をどのように指導することが望ましいか。この二つの例は親子が向き合い「できることできないこと、知って欲しいことや期待することなど」話し合って、親も子もそれぞれを互いに理解しようと努力する毎日を、過ごしているかいないかの違いによると示している。そのように感じられる。新潟への寅子の転勤は、「努力したい」と小学3年生の娘と二人だけで転居することとした。
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